出版社内容情報
気まぐれでミステリアスな〈相棒〉をめぐる、豪華執筆陣による全八篇――新井素子×黒猫の独白、秋吉理香子×野良猫見守り隊、芦沢央×少年名探偵と仔猫、小松エメル×猫になりたがる妹、恒川光太郎×妖怪猫ケシヨウ、菅野雪虫×オッドアイと「死神」、長岡弘樹×高齢者とペットロス、そにしけんじ×探偵ニャンロックホームズ。
いつでもどこからでも手軽に猫を愛でることができる、バラエティ豊かな文庫オリジナルアンソロジー。
内容説明
ミステリアスな“相棒”をめぐる全八篇―新井素子×黒猫の独白、秋吉理香子×野良猫見守り隊、芦沢央×少年名探偵と仔猫、小松エメル×猫になりたがる妹、恒川光太郎×妖怪猫ケシヨウ、菅野雪虫×オッドアイと「死神」、長岡弘樹×高齢者とペットロス、そにしけんじ×探偵ニャンロックホームズ。バラエティ豊かな文庫オリジナルアンソロジー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mae.dat
228
家族に「そにしけんじも載ってるよ」って言ったら、読む前にバッと取られました。特に坊主がそにしさんファンでね。ネタ振りから小ボケを挟んでの事件解決までは23コマ必要なのは止む無しですね。ねこねこアンソロジー、ミステリー風味。ミステリーの深度もまちまちで、バラエティに富みます。中では、芦沢さんの『春の作り方』が好きかなぁ。タイトルも良いし、ネタバレ過ぎるのでここでは書くの控えますが、事件のキーに知らない事が有って、調べてみたら、本当に可愛く綺麗だった( ¨̮ )。もっと知られていても良い気がするな〜。2022/08/28
ダイ@2019.11.2~一時休止
121
猫に関するアンソロジー。ミスはミステリーではなくミステリアスだったのか、そこが最初に騙された。2017/11/10
ちょろこ
101
全てに猫が登場するアンソロジーの一冊。はじめましての作家さんもそうでない作家さんも…猫が必ず登場するアンソロジー、どれも良かった!全部楽しめた!ほっこりする読後感はもちろん大好きだし、ドキッとする読後感もやっぱり好き、そして涙する読後感は最高。中でも芦沢さんの「春の作り方」、これはラストシーンがたまらない、一番好きな作品。2019/02/16
ゆかーん
93
「ニャオーン」という一声で、人間を虜にしてしまう甘美な生き物それが猫。人を振り回すのが得意で、何を考えているのか分からないからこそ、ミステリーがお似合いです(笑)可愛い猫、ふてぶてしい猫、恐ろしい猫、安心する猫、その性格は実に様々。この小説のにゃんこ様たちも、色々な表情で人間たちを楽しませてくれました。特に良かったのが、「春の作り方」。心が温かくなる素敵なお話でした。「一心同体」も、結構続々する怖さがあって面白かったです。ハッピーエンドもバットエンドもある猫アンソロジー小説は、お得感満載です(笑)2017/12/19
のんき
89
猫が登場する8編のお話し。短いし、気軽に読めます。猫が出てくるというだけで、なんかミステリアスな感じがします。でも、オッドアイと四月のジンクスの二つのお話しは、ジーンときましたよ。お話しもいろいろだし、猫もいろいろで楽しめました。たまに、うちのネコを見てると、なんかネコになりたくなるときもあります。自由で、いつもツンとしてて、たまーに、人に甘えてデレッとして、人に遊んでもらえるのも悪くないよね。うちのネコが幸せだと思っていてくれたらいいな2020/02/11