中公文庫<br> おらんだ忍者(しのび)・医師了潤―御役目は影働き

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中公文庫
おらんだ忍者(しのび)・医師了潤―御役目は影働き

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  • サイズ 文庫判/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122063808
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

伊賀の隠れ里から江戸へ出て、正体を隠し町医者となった上忍・笹川了潤。一見完璧なこの美男の難点(?)はただ一つ、「三度の飯より死者が好き」―。怪事件に挑み、謎の蘭学者の影を追い、見えない「敵」と相まみえるまでの、大江戸ふしぎ事件帖。

著者等紹介

浮穴みみ[ウキアナミミ]
1968年北海道旭川市生まれ。千葉大学文学部文学科仏文専攻卒業。2008年、「寿限無 幼童手跡指南・吉井数馬」で第30回小説推理新人賞受賞。09年、受賞作を収録した連作短篇集『吉井堂謎解き暦 姫の竹、月の草』を上梓する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

信兵衛

24
キャラクター設定としては面白くなりそうだったのですが、読後感としては今一つ。ちょっと残念。2017/08/27

むつこ

21
のんびり伊賀の山で医者をやっている主人公・了潤が父親の急死により江戸で跡を継ぐ忍び人。12歳の真弓と共に町医者として暮らし始め、父親の死の真相を探ります。私の読み方が悪いのか時々理解できない文章が多々あって読みにくい。何度も前に戻って読み直した。2019/04/19

onasu

10
伊賀の上忍の末裔・了潤は、養親の元、忍術と共に医術も納めて伊賀の里に育ったが、顔も知らぬ実父の死去に伴い、従妹の真弓と江戸に出て笹川家を継ぐことに。  笹川家は医者を表看板に、さる大名家の世子の影働きをしており、先ずは実父殺害の下手人をあげることから配下を収めていくが、了潤には骸に親しみを感じる癖があり、のっけから頼まれてもない死体を検分、駆け出しの定町回り同心に懐かれてしまい、これも上手く使って探索を進めていく。  事件の詰めは、どうかと思う節もあるが、再読も全く記憶になく、存分に楽しんでこられました。2022/12/02

Totchang

7
忍者物の主人公が上忍の医師というのは面白い設定だ。そして近代科学を駆使する設定も新しい試みだ。ただ敵の設定がわかりにくく、終わり方もちょっと急ぎ足で残念だった。2023/01/29

真理そら

7
伊賀忍者の末裔で蘭方もできる医師了潤。かわいい従妹の真弓。忍びでもあり舎密を術として使える色っぽい年増のお蔦。お家騒動やら御落胤?やらおなじみの要素も入っているけれど、シリーズ物予定の1作目だったのだろうかと思わせるものがある。作者を見て『天衣無縫』のようなひねりの利いた作品を期待してたんだけどなあ…。2018/01/02

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