出版社内容情報
化学サークルによる「甘い物質」合成対決。サ行の発音がおかしくなった同級生の秘密。四宮大生を狙う奇妙な仮面の男の正体。協力して事件の解決に当たる沖野と舞衣は、ひょんなことから理学部の冷蔵室に閉じ込められてしまった。暗闇&低温の極限状態から脱出する術はあるのか!? 文庫書き下ろし
内容説明
化学サークルによる「甘い物質」合成対決。サ行の発音がおかしくなった同級生の秘密。四宮大生を狙う奇妙な仮面の男の正体。協力して事件の解決に当たる沖野と舞衣は、ひょんなことから理学部の冷蔵室に閉じ込められてしまった。暗闇&低温の極限状態から脱出する術はあるのか!?
著者等紹介
喜多喜久[キタヨシヒサ]
1979年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。現在は大手製薬会社の研究員として勤務。第九回「このミステリーがすごい!」大賞にて優秀賞を受賞(原題「有機をもって恋せよ」)。2011年受賞作を加筆した『ラブ・ケミストリー』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
へくとぱすかる
159
年末になって書店の店頭で発見。これは読むしかありません。約2時間で一気に読ませていただきました。化学知識を順当に生かしたストーリーが、何とも味わい深く、シリーズに安定感を感じます。ラストは謎解きではなくて、極限状況からの脱出劇。ここにきて舞衣ちゃんの思いが複雑にゆれてきているのがわかります。心理学的にはよくある話だけど、さすが沖野先生は頼りになる人ですね。2016/12/30
takaC
120
この感じだと同じ調子で第6巻に続くわけね。そういう事情なのでしばらく恋愛イベントの急進展は期待できないと。2017/03/25
yu
112
Kindleにて読了。さくさくと読めるシリーズ。二人の距離が近づいた回だった。2019/10/22
ハゲおやじ
109
人が死なないほのぼのした内容で私は好きなシリーズだ。多くのキャラクターが出てきて、今作も「おっ!」って感じの忘れかけていた人も出てきた。でも、”化学探偵”から少しづつ離れつつある様な気がする。1作目の様な「へぇ~。」が減っていると言うか・・・。逆にやっと舞衣との関係が進み始めそうな感じで気になる。(最後にチョロっとだから次作に期待か?) 寒い中で女性があんなに尿意を我慢できるんだろうか?等とどーでも良い事を ふと思ってしまった。さて、次はもう少しスピードを上げて読める本にしようかなぁ。2017/02/10
ダイ@2019.11.2~一時休止
107
連作短編集。小説の中で2年目開始。甘味のやつはこのトリック知ってるって事でニヤリ。恋模様も進展していくのか?2017/08/16