出版社内容情報
歴史学の泰斗が歴史を読む楽しみを存分に味わえる本を多数紹介。古典的名著から時代小説まで書物の世界を自在に旅する最良の案内書。
内容説明
研究者として膨大な専門書や史料を読むかたわら、余暇に手にとる古今東西の古典や時代小説に耽溺する―歴史学の泰斗が、これまでに出会った数多の本から、歴史を読む楽しみを存分に味わえるものを紹介。古典的名著から小説、エッセイまで、書物の世界を自在に旅する最良の案内書。
目次
序章 歴史の楽しみ―司馬遷からマスペロへ
第1章 江戸のロマン―鬼平と河内山のピカレスク
第2章 政治リアリズム―ローマ・徳川日本・イスラーム
第3章 「歴史とは何か」―イブン・ハルドゥーンと内藤湖南
第4章 幕末騒動始末記―新選組のぐるり
第5章 明治という時代―夏目漱石と乃木将軍
終章 新しい教養へ―江戸情緒と泰西趣味を超えて
著者等紹介
山内昌之[ヤマウチマサユキ]
1947年、札幌市生まれ。北海道大学文学部卒業。東京大学学術博士。カイロ大学客員助教授、東京大学助教授、ハーバード大学研究員、東京大学教授・同中東地域研究センター長を経て、東京大学名誉教授、明治大学特任教授。フジテレビジョン特任顧問と三菱商事顧問を兼ねる。国際関係史、中東イスラーム地域研究を専攻。87年、『スルタンガリエフの夢』でサントリー学芸賞、90年、『瀕死のリヴァイアサン』で毎日出版文化賞、91年、『ラディカル・ヒストリー』で吉野作造賞、2002年、一連の業績に対して司馬遼太郎賞、『岩波イスラーム辞典』(共編)で毎日出版文化賞を受賞。06年、紫綬褒章を受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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