内容説明
ヒマラヤが秘境であった七〇年代初頭、世界最高所にホテルを建てた男・宮原巍。しかし彼を魅了したこの国は政治腐敗と環境破壊が進行していく。事態を憂えた宮原は、ネパール国籍を取得、自らの政党を設立し政治活動に身を投じる。挑戦と挫折を繰り返しヒマラヤのドン・キホーテと呼ばれる男の半生を、自らも登山家である著者が熱く綴った評伝。
目次
序章
第1章 ネパール制憲議会補欠選挙
第2章 回想の山々
第3章 ネパールに生きる
第4章 起業家としての闘い
第5章 生と死の狭間で
第6章 改革の理想を掲げて
第7章 見果てぬ夢
第8章 終わりなき挑戦
終章
著者等紹介
根深誠[ネブカマコト]
1947年、青森県弘前市に生まれる。明治大学山岳部OB。日本山岳会会員。73年以来、ヒマラヤの旅と登山を続ける。77年ヒマール・チュリ、81年エヴェレスト、ともに失敗。84年にはアラスカ・マッキンリー(現・デナリ)で行方不明になった植村直己さんの捜索に参加。88年シャハーン・ドク初登頂、92年、日本人僧侶河口慧海のチベット潜入経路を調査。2004年、ヒマラヤ奥地ツァルカ村に三年がかりで鉄橋を架設。ヒマラヤの未踏峰六座に初登頂(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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