内容説明
東京臨海中央署の日向太一は、地域課の巡査部長ながら、その驚異的な身体能力が認められ、ある特命を下される。ひょんなことから知り合った天才科学者・嶺藤亮の協力を得て、日向は巨大な陰謀が蠢くレインボーテレビへ潜入する!最強タッグが暴れ回る高速アクションシリーズ、遂に始動。書き下ろし。
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。文芸誌編集などを経て、小説家へ転向(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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おしゃべりメガネ
160
『もぐら』シリーズに代わるべく作品、といきたいところだったのでしょうが、正直コレはちょっとどうなのかなぁと。確かに矢月さんらしいといえばらしい作品であり、内容なのですが、ボリュームどおり、中身も今回はちょっと‘ウスい’かなと。三部作の一作目というコトで序章的な扱いはわからなくもないのですが、本作一冊丸ごとプロローグのような作りです。同じような文章(アクション描写)が繰り返し続くので、なんとなく読まなくてもどんな状況かわかってしまいます。今作だけで判断してはいけないのでしょうが、続きはあまり・・・です。2014/10/05
KAZOO
140
矢月さんの新シリーズなのですが、警察ものとはいってもかなりアクションの部分が多く今までのものとはかなり異なります。最後も二人の主人公の生死も明らかにならないままに終わってしまっています。たぶん生きているのでしょう(続きがあるので)。エンターテイメントとして割り切って読みました。2016/05/09
Tsuyoshi
64
巡査部長である日向と天才科学者・嶺藤が知人の失踪事案を契機に謎の組織「クリムゾン」に立ち向かっていく話。シリーズ作なのだが1作目にしてクリムゾンの仕組んだプラステック爆弾による爆破に巻き込まれてしまうという衝撃の結末に。生きているのかも含め次作はどう展開するんだろうか。2018/11/04
きさらぎ
53
あれ?終わっちゃった(笑) 薄いし字も大きめなのですぐに読めたけど、事件は解決せず。相変わらずスケールの大きな話で続きが気になる。彼、生きてるよね???2015/10/21
Rin
38
う~ん。予想していたよりも薄い…。アクションものとして考えても、あまりにも有り得ない設定というか身体能力に。それは警察官としてありなの?という事が多く困ってしまう。キャラにも感情移入ができない。なので読んでいても頭のなかを、さらさらと流れてしまうし、楽しみきれなかった。深く考えずに読めるという意味では読みやすかったです。ただ、そこで切っちゃうの?という終わり方をしているので次を読むかは悩んじゃいます。2015/06/09