中公文庫<br> 皇国の守護者〈4〉壙穴の城塞

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中公文庫
皇国の守護者〈4〉壙穴の城塞

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122059054
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C1193

内容説明

北領を制圧したユーリア殿下率いる帝国軍は龍口湾上陸を果たし、皇国本土への侵攻を開始する。これに抗すべく皇国軍は、陸軍剣虎兵少佐・新城直衛を未完の要塞“六芒郭”の臨時防御司令に任命。大地を覆う帝国東方鎮定軍二十七万に篭城戦を挑む新城支隊九千の闘いは!?戦姫と戦鬼の激突、ついに決着!!書き下ろし短篇「新城支隊」を収録。

著者等紹介

佐藤大輔[サトウダイスケ]
1964年、石川県生まれ。戦略シミュレーション小説に独自の世界を切り開く。コミック原作も手がける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hnzwd

38
シリーズ第五巻。五稜郭を彷彿とさせる館での防衛戦。帝国軍の内紛からの大逆転??次巻が楽しみすぎです。『ならばいまよりあなたは僕の女だ、ユーリア。』たまらん。2014/03/23

東京湾

24
止まらない<帝国>の進撃、殿軍として押し留め迎え討つ新城支隊、熾烈きわまる六芒郭攻防戦。血飛沫が舞い肉片の飛び散る凄絶この上ない戦いの中で、兵士達が臨むものとは。これは思わず一気読みしてしまった。人の命がいとも容易く蹂躙され、徐々に狂い行く戦場の、その臨場感あふれた迫真の描写に圧倒された。裏では敵味方双方の奸計が巡らされ、一分の先すら読めない展開に、読む手を止められなくなってしまう。架空といえどこれが戦争か。本当続きが気になる。「いかなる強制力もなしに人を個人として動かすもの。僕はそれを信義と呼ぶ。」2016/10/21

ぺぱごじら

17
『大幅に手入れ』していると云いながら、最初の辺りは『何処が?!』というほど変わり無かった文庫版ですが、ここへ来て随分読みやすく、またちょっとした言い回しを変えて面白くなっています。文庫版は短編・中編がおまけで付いてて、これまた『何故そうなったか』という本編の裏側を興味深く見せてくれています。『何をしている?急げ、戦争だ』この新城の一言が堪らなく好きで、本気の仕事をする前には必ず頭の中でこの台詞が響きます。丸枝中尉との一連のやり取りも、また痺れます。2014-342014/02/22

かるかん

15
去年のうちに読み終えてました。2015/01/09

又三郎

15
この巻は夏川くん処刑の場面がすごい。今際にかける言葉からは新城の信義を感じるのに、そのすぐ後で処刑を隊の規律維持に利用したことも明かす鬼畜っぷり。好意を抱きかけた青年だろうとも容赦ない新城の姿は本当にすごい。好きだけど怖い。これが畏怖ってやつだろうか。若者の処罰ということで、漆原さんとのシーンとも重なっているように感じる(彼は有責ではないですが)  ここからヒロイン?そろい踏みで、盛り上がりに期待。  読み切りでは、守原家をおちょくり過ぎ(笑)。その報いは高かったというのがまた、なんとも……。2014/09/21

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