出版社内容情報
一ジャーナリストから読売新聞社長へ。戦前、評論家として時代を語り,戦後、経営者として書く場を守り抜いた言論人の気概。平成9年度吉野作造賞受賞。
内容説明
戦前、二大政党政治が崩壊し軍部台頭、そして日米開戦まで、政治評論家として“雄弁”に時代を語り、戦時中は総合雑誌への執筆禁止という形で“沈黙”を余儀なくされ、戦後は新聞経営者として「書く場」を守りきったリベラリストの本格評伝。一九九七年度吉野作造賞受賞作。
目次
序章 危機の二十五年―政治評論家の運命
第1章 生涯一ジャーナリスト―政治評論家への道
第2章 コラムニストの誕生―「日曜時評」の創設
第3章 挙国一致内閣と政党―議会政治の活性化へむけて
第4章 二・二六事件―政党の失地回復へむけて
第5章 日中戦争と近衛新体制―立憲政治の原則へむけて
第6章 戦中沈黙のリベラリスト―抑圧の中の自由
第7章 戦後戦う民主主義者―象徴としての評論家社長
著者等紹介
御厨貴[ミクリヤタカシ]
1951年(昭和26)東京都生まれ。東京大学法学部卒業。東京都立大学教授、政策研究大学院大学教授、東京大学教授を経て、東京大学名誉教授、放送大学教授。政治家・官僚・実業家への聞きとり調査を蓄積して政策研究に資するオーラルヒストリーを提唱、精力的な活動を展開している。著書に『明治国家形成と地方経営』(東京市政調査会藤田賞)、『政策の総合と権力』(サントリー学芸賞)、『馬場恒吾の面目』(吉野作造賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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