中公文庫
昭和史の大河を往く〈2〉国会が死んだ日

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122058224
  • NDC分類 312.1
  • Cコード C1121

出版社内容情報

国会はどのように「死んでいった」のか、首相官邸に身を置いた政治家はどんな心境になったのか。二つの権力闘争の舞台から見つめる昭和史。長年の取材の成果を随所に盛り込む第二集。

内容説明

浜田国松、斎藤隆夫、尾崎行雄らの政治家としての闘いを描く「国会が死んだ日」。首相官邸を舞台にくり広げられた数々の権力闘争を追う「首相官邸の主人たち」を収録。長年のインタビュー取材で得たエピソードを随所に盛り込む第二集。

目次

国会が死んだ日(浜田国松の“ハラキリ問答”;軍部大臣現役武官制という“魔物”;陸軍の二度目のクーデター、議会解体;斎藤隆夫の“反軍演説”;斎藤隆夫を見捨てる議員たち ほか)
首相官邸の主人たち(開戦前夜、東條首相は官邸で独り泣いていた;佐藤首相と官邸前で焼身自殺した老人の戦い;佐藤首相の政治的野心と市井の老人の諌言;五.一五事件―女性たちの証言;テロリストを英雄視してしまった時代 ほか)
国民の欲望の肥大化が生み出した“今太閤”―田中政権の終焉

著者等紹介

保阪正康[ホサカマサヤス]
1939年12月、札幌市生まれ。同志社大学文学部社会学科卒業。評論家、ノンフィクション作家。出版社勤務を経て著述活動に入る。主に近代史(特に昭和史)の事件、事象、人物に題材を求め、延べ四千人の人々に聞き書きを行い、ノンフィクション、評論、評伝などの作品のほか、社会的観点からの医学、医療に関する作品を発表している。現在、個人誌『昭和史講座』を主宰。2004年、菊池寛賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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