中公文庫
茶人物語

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  • サイズ 文庫判/ページ数 269p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784122057111
  • NDC分類 791.2
  • Cコード C1176

内容説明

茶の湯は、趣味でありながら、禅の修行でもあった。茶の湯とともに発達した美術工芸、建築、造園は、日本文化のありようを変えるほどの力をもった。中国唐代の陸羽から、足利義政、紹鴎、利休、紹智、遠州、井伊直弼、そして、岡倉天心まで。五三人の代表的茶人の生涯から、茶道と日本史との浅からぬ関係が明らかになる。歴史の裏に茶人あり―。

目次

第1章 喫茶の起こり(陸羽―茶の古典『茶経』を書く;永忠―崇福寺の献茶 ほか)
第2章 婆佐羅とわび(佐々木道誉―婆佐羅の台頭;足利義満―北山文化の創始 ほか)
第3章 利休とその周辺の茶人たち(豊臣秀吉―黄金の茶室;上井覚兼―薩摩武士 ほか)
第4章 茶道隆盛への道(薮内紹智―薮内流の始祖;長闇堂―長闇堂記の筆者 ほか)
第5章 近世の茶人(近衛家煕―予楽院の宮廷茶;鴻池道億―代表的な元禄茶人 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kuliyama

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茶道検定の勉強で登場した茶人やエピソードもあり、なるほどと思いながら拝読しました。233ページに千家十職の説明があって、先頭の薬焼は楽焼が正しいです。2016/05/21

O. M.

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茶道の歴史において重要な歴史上の人物(千利休、小堀遠州など)について、各人数ページのボリュームで、人となりや業績などをコンパクトに紹介した本です。新聞連載の文庫本化とのことで、一般の茶道を知らない方にも分かるレベルで書かれています。本書を通して読むことで、茶道の発展してきた大きな流れがなんとなく理解できるかと思います。茶道の歴史を勉強してみようと思ったら、初めの一・二冊目として、さくっと読んでみたい本ですね。2014/04/26

Rino Terashima

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ある雑誌に教養が身に付く本として紹介されていました。なかなか読み応えのある本でした。茶人は京都にゆかりのある人ばかり。一度、大徳寺に行ってみたいと思いました。茶人はみんな長寿の傾向があるのかな・・・(茶の効能)?。2013/06/16

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