内容説明
首都圏各地で喉を切り裂き頭骨を砕く残虐な殺人事件が相次いで発生。警視庁は組織犯罪対策部犯罪追跡特務班、通称“モール”を新設し、超法規的に出獄した影野竜司が捜査に協力することとなった。敵は中国の美しき暗殺団・三美神。強靱な肉体と美貌を持ち、重火器による攻撃を仕掛ける冷酷な敵と、不死身の男が激突する!シリーズ第三弾。
著者等紹介
矢月秀作[ヤズキシュウサク]
1964年兵庫県生まれ。種々の職業に従事する傍ら、一般書を執筆。文芸誌編集を機に、小説へ転向。ハードアクションを中心に、官能、サスペンス等の作品も発表し、劇画原作、ゲームノベライズ、アニメ脚本等、多岐に亘る創作分野で活躍。電子書籍タイトルも多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
サム・ミイラ
115
やはりもぐらはこうでなければ!前作であまりに大人しすぎたせいか、今回はもとを取り返すほどに暴れ回る影野竜司!今回の相手は中国マフィア最強の三人の殺し屋。いやあ痛快この上なし!後先考えず徹底的にやっちゃいます。人が死にすぎるとかストーリーがどうとか置いといてあっけらかんにスカッと楽しめるこのシリーズが大好きです。今回はさらに映画的で面白かった。続編行きます!2015/03/03
ずっきん
71
とうとう三作目を手に取る! 予想以上のスピードで話が展開し、想像以上にベッタベタ。これこれ、もぐらはそうこなくっちゃ♪望むところだ。前回はサンドイッチばかり目立ってたけれど、今回は竜司も、まさかの楢山までもが暴れに暴れ、非常に嬉しい。どうせ無茶苦茶やるなら、これっくらい突き抜けてくれないとね。大人の少年JUMPだもん。ああ、スカッとした。2019/01/28
KAZOO
69
シリーズ3作目は、中国マフィアがらみの事件で、大沢さんの「新宿鮫」シリーズを思い起こしてしまいました。マフィアの手先の暗殺団が上の言うことを聞かなくなって独自の動きをすることで事件が拡大して、ということですが最後は主人公が勝つというパターンですが安心して読めます。2015/05/06
きさらぎ
46
あっという間に読み終えてしまった。グレネードランチャーという聞いたことも見たこともない武器(もしかして表紙のやつ?)を使って派手な殺し合い。今回の敵は多国籍の犯人グループでかなり手ごわい。死を恐れず、殺すことにも躊躇がない三美神…中国だったらあり得るかも?黄は…そうだと思った。 竜司は常に危険に晒されているとはいえ、うまく塀の外に出られたなぁ~ シリーズがスムーズに進行でき、うまい展開ですね(笑)2015/04/22
chikara
46
久々に「もぐら」読了です。前2作より深みがあるのか。勧善懲悪の悪の裏側を描写する事で、哀しみが深い3作となったのでしょうか。しかし、竜司は強いな~!2013/10/15