内容説明
「死ぬまで原稿を書いてあげるから」という火野葦平の励ましにより、佐々木久子が孤軍奮闘、独力で刊行し続けた雑誌『酒』。一滴も飲まないのに酒席を好む川端康成の名人芸、高見順お得意の「ローソク病」の話…。同誌の中から、各界の人々が作家との酒縁を綴った三十八本のエッセイを収録する。
目次
1 文豪の酒
2 作家の酒
3 評論家・学者の酒
4 詩人・歌人の酒
5 剣豪作家・推理作家の酒
6 流行作家の酒
著者等紹介
浦西和彦[ウラニシカズヒコ]
1964年、関西大学国文科卒業、86年『日本プロレタリア文学の研究』で文学博士。著書に『著述と書誌』全四巻など。関西大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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