内容説明
十二年に一度の奉納試合。前回その凶猛な剣で二人を殺して優勝した斎木源助が、再び出場する。不穏な空気の中、剣術道場の意地と遺恨がぶつかり合う。その立会人は、草深い奥州に隠居した元幕府御庭番、ご存じ鹿間狸斉。試合の陰に仕組まれた大きな陰謀に巻き込まれていく…。好評シリーズ第七弾。
著者等紹介
高橋義夫[タカハシヨシオ]
昭和20(1945)年、千葉県船橋市生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒。月刊誌の編集者を経て、執筆活動に入る。『闇の葬列』『秘宝月山丸』『北緯50度に消ゆ』『風吹峠』で直木賞候補に。平成4年「狼奉行」にて直木賞(第一〇六回)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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