出版社内容情報
悠久の都イスタンブールに刻まれた「石の巨匠」の軌跡とは。百年の生涯で477の建造物を手がけ、かたちなき神を空間に描こうとした男の物語。薫り高きイスラム文化の核心に迫る歴史長篇。
内容説明
一六世紀、壮麗王スレイマン大帝のもとで繁栄を誇るオスマントルコ帝国に、工兵から宮廷建築家へと昇りつめた男がいた…。「石の巨人」と呼ばれ、史上最大のモスクに挑んだ天才建築家シナンの生涯。
著者等紹介
夢枕獏[ユメマクラバク]
1951年、神奈川県小田原市生まれ。東海大学文学部卒。89年に『上弦の月を喰べる獅子』で日本SF大賞、98年に『神々の山嶺』で柴田錬三郎賞を受賞。伝奇バイオレンス、SF、格闘、山岳、時代・歴史など多彩なジャンルで活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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