出版社内容情報
縄文中期以降に東日本で人口が急増。火焔土器など、中期の造形物の力強い活力は、当時の豊かな食生活や精神生活、そして社会の繁栄を表現している。
内容説明
4500年前の新潟県の遺跡から、口のあたりが火の燃え上っているように飾られた豪壮・雄渾な“火焔土器”が発掘された。この頃、縄文文化は山野・海川からの豊かな食料に恵まれて最高潮に達し、東日本では、想像を超える大型住居も生まれる。
目次
序章 縄文人の豊かな生活
第1章 大型住宅の出現
第2章 北陸・中部地方の繁栄
第3章 東北・関東地方の繁栄
第4章 縄文人の精神世界
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どぶねずみ
24
縄文時代中期は移住から定住に変化し、定住すると集落を作るようになる。その集落での役割も決まり、祭りによって信仰も深まっていく。生活は土を掘って木の実を備蓄したり、狩りをしたら薫製にして長期保存食を作るように変化し、食糧の取れない冬に備えるようになる。鹿の角で捕食するための武器を作ったり、墓を囲むように住居を構えるように生活が変化していく。2021/12/28
ふろんた
7
縄文時代中期。縄文土器の装飾も華美になる。2014/02/15
しまちゃん
4
縄文時代も前・中期になると定住が始まり大型住宅が出現する。木の実の保存方法、縄文土器の作り方、出産についてなどマンガならではの表現でよく分かります。2010/05/16
greenman
3
急激に人口増加し、反映する縄文時代。さまざまな縄文土器と豊富な食べ物が支えたが、冷涼化によって衰退する。2011/11/15