出版社内容情報
マキアヴェリと同時代を生きたフィレンツエェ共和国の歴史家・政治家による「知られざるもうひとつの君主論」。人間・社会を冷徹な眼差しで説く箴言は今でも訴えかけてくる。
グィッチャルディーニ[グィッチャルディーニ]
著・文・その他
永井 三明[ナガ イミツ アキ]
翻訳
内容説明
マキアヴェリと同時代を生きた政治家によるもうひとつの「君主論」。君主・貴族・役人・商人・大衆を冷徹な眼差しで批判する不朽の名著。
目次
1 「リコルディ」C(信仰の効果;君主と大臣;大臣の人材払底;被使用者の立場;人を使う技術 ほか)
2 「リコルディ」B(立派な市民;善良な市民;信賞必罰;悪を好む人物;民主政 ほか)
著者等紹介
グィッチャルディーニ[グィッチャルディーニ] [Guicciardini,Francesco]
1483~1540。イタリアのフィレンツェ生まれ。政治家。28歳でフィレンツェ共和国のスペイン大使になる。民衆支配の過激化に反対し、名門貴族勢力を擁護。メディチ家出身の教皇レオ10世、クレメンス7世に仕えて教会領行政官として活躍。1537年にフィレンツェ公アレッサンドロ・デ・メディチが暗殺されると、メディチ派による重臣会議を開き、傍系のコジモ・デ・メディチを二代目フィレンツェ公として選出させた。ニッコロ・マキアヴェリと同時代を生きた
永井三明[ナガイミツアキ]
1924年生まれ。東京都出身。京都大学文学部史学科卒。同志社大学文学部教授を経て同志社大学名誉教授。主著に『ヴェネツィア貴族の世界』(第18回マルコ・ポーロ賞受賞)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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