中公クラシックス
大西郷遺訓

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  • サイズ B40判/ページ数 166p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601773
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1230

出版社内容情報

西郷の肉声を収録した唯一の『南洲翁遺訓』が作家 林房雄の名訳と解読により甦る。混迷の世を打開する珠玉の名言集〈解説〉原口泉

目次

序章(西郷は著作を残さなかった;庄内藩士との奇縁;「征韓論議」の真相;写真や画像を嫌った西郷)
本章“語録解釈”(廟堂;政事;「地下の同志」;人材;道は天地自然のもの;敬天愛人 ほか)

著者等紹介

西郷隆盛[サイゴウタカモリ]
1827~1877。幕末・明治維新の元勲、政治家で軍人。通称吉之助、南洲と号した。薩摩藩下級士族の出身。藩主島津斉彬の知遇を受け藩政に参画したが、島津久光の怒りにふれて、流罪となった。その後、復帰し京都での政治工作に奔走、薩長同盟や王政復古に重要な役割を演じ、東征大総督府下参謀として江戸無血開城を成功させ、戊辰戦争を指導した。1871(明治4)年、参議となり、廃藩置県に尽力したが、遣韓論を唱えて政府と対立し下野、1877(明治10)年、西南戦争に敗れて自刃した

林房雄[ハヤシフサオ]
1903(明治36)年、大分県生まれ。作家・文芸評論家。苦学しながら熊本の第五高等学校から東京帝国大学法科に進む。プロレタリア作家として出発し、26(大正15)年、治安維持法で検挙。33(昭和8)年、川端康成、小林秀雄らと「文學界」を創刊、34(昭和9)年に中央公論社から『青年』を刊行。36(昭和11)年に「プロレタリア作家廃業」を宣言した。戦後は白井明の筆名で匿名時評に新風を吹き込んだ。70(昭和45)年、三島由紀夫追悼集会の呼びかけ発起人代表となる。75(昭和50)年、死去。享年72(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Junc

2
角川ビギナーズの南州翁遺訓と読み比べると,同じものと思えない.文章の訳としては南州翁遺訓が正確なのかもしれないが,非常に退屈だったのに比べると,解釈としては非常に腑に落ちる.面白いし,西郷隆盛が何故あれほど人望があったのか理解できる.敬天愛人とか始末に困る人なのどの話も言う人が相応しくないと恥ずかしい.2019/02/02

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