中公クラシックス
近代史における国家理性の理念〈1〉

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  • サイズ B40判/ページ数 406p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601674
  • NDC分類 201
  • Cコード C1222

出版社内容情報

本書は、マキアヴェリ研究の所産だが、その考察を通じて国家理性と現実政治の背理をどう克服すべきか追究した点で意義が大きい。

内容説明

人は倫理と権力、思想と現実の背理を克服できるのか。第一次世界大戦のドイツ敗北に際し、マキアヴェリを手がかりに究明した名著。

目次

序論 国家理性の本質
第1篇 生成しつつある絶対主義の時代(マキアヴェリ;イタリアおよびドイツにおける国家理性論の流布;リシュリューのフランスにおける国家利害論)
第2篇 成熟した絶対主義の時代(プーフェンドルフ;フリードリヒ大王)

著者等紹介

マイネッケ,フリードリヒ[マイネッケ,フリードリヒ] [Meinecke,Friedrich]
1862~1954。ドイツの歴史家。プロイセンのザルツウェーデル出身。ベルリン大学、ボン大学で学ぶ。シュトラスブルク、フライブルク、ベルリン大学等で歴史学を教えた。ランケの歴史主義の影響を受け、歴史の中の理念を追究した。政治的には自由主義で、ナチス政権の抑圧下にあった経験を『ドイツの悲劇』として著している

岸田達也[キシダタツヤ]
名古屋大学名誉教授。1923(大正12)年、東京生まれ。旧制第三高等学校を経て、45(昭和20)年、東京帝国大学文学部西洋史学科卒業。名古屋大学助教授、教授を歴任。ドイツ史学史専攻。2013(平成25)年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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