中公クラシックス<br> アメリカにおけるデモクラシーについて

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アメリカにおけるデモクラシーについて

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  • サイズ B40判/ページ数 178p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121601612
  • NDC分類 311.7
  • Cコード C1210

出版社内容情報

異邦人トクヴィルの目に新大陸の新生国家はどう映じたか。民主主義を不可抗的な歴史の流れと見た彼の問題意識が結晶する。

内容説明

異邦人の目に新大陸の新生国家はどう映じたか。民主主義を不可抗的な歴史の必然と見た問題意識が結晶した名著。

目次

第2部(アメリカの社会が民主政から引き出す真の利点は何か;合衆国における多数(派)の万能と、その諸結果とについて
合衆国において多数の圧制を緩和するものについて
合衆国において民主的共和政を維持する傾向をもつ諸要因について)

著者等紹介

トクヴィル,アレクシ・ド[トクヴィル,アレクシド] [Tocqueville,Alexis‐Charles‐Henri Cl´erel de]
1805‐59。フランスの政治思想家。ノルマンディー地方の名門貴族の家に生まれ、パリ大学で法学を修めて法律家(裁判所判事)となる(在職中七月革命を経験)。ソルボンヌでギゾーの「フランス文明史」の講義に影響を受け、リベラル思想に関心を持つ。1831年、行政制度の視察のためジャクソン大統領時代のアメリカを旅行。9ヵ月にわたって各地を見聞し、帰国後、官を辞す。35年に『アメリカにおけるデモクラシーについて』を出版。アメリカの政治社会の先進性を分析した

岩永健吉郎[イワナガケンキチロウ]
政治学者。東京大学名誉教授。1918(大正7)年福岡県生まれ。東京大学法学部政治学科卒。東大教養学部助教授、教授を経て退官、千葉大学教授を務めた。専攻・アメリカ政治、比較政治学。1998(平成10)年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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壱萬弐仟縁

38
社会の不平等はなくなっていない、むしろ現代社会において格差は再び広がりつつある(巻頭6頁)。彼は個人主義を、思慮深い穏かな感情であるが、市民を同胞全体から孤立させ、家族と友人と共に片隅に閉じこもる気にさせる感情(13頁)とする。彼にとって問題は、 もっぱら(傍点)物質的幸福を求めることに没頭すること(一種実直な物質主義)で、自分で豊かさを測るモノサシを見失い、幸福でなくなることにある(16頁)。彼によれば、民主的社会における人間は動かしがたいものを前に個人では無力。2016/01/06

さきん

17
民主主義を唱え、大衆が政治をする社会はもはや避けがたいとして、その社会の課題とその課題に対する対処法をアメリカという実験的国家を通して考察した内容。2016/01/01

Eiki Natori

6
アメリカではバイデンの失政からトランプの再登板の可能性が高くなり、アルゼンチンではミレイというトンデモが圧勝して大統領に当選した。大阪では相変わらず維新が牛耳り、横浜でも「反自民」を掲げた人たちがトンデモ市長が誕生させている。 そんな中、この本を再読。 フランス革命を目の当たりにした筆者が民主主義に対する警戒感を持ちながらも、アメリカでなぜうまくいっているのか。宗教的要因や社会的要因(法制より習俗など)を冷静に分析している。 「多数の圧政」という表現は言い得て妙。自民党支配の本邦も他人事ではない。2023/12/14

T.Matsumoto

6
自然よりも法制、法制よりも習俗が、アメリカのデモクラシーに貢献していると筆者は分析。結びの米ソ台頭の未来予想は恐ろしく正確。岩波文庫と違って、一部を訳出したエッセンス版ですが、クライマックスの部分が選ばれています。アメリカ建国当時と現代では、歴史的経緯や諸条件が異なっていますが、重要なのは国民性であり、大開拓時代だからこそ生まれた風土に想いを馳せてしまいます。19世紀のフランス人から見たアメリカの特徴、宗教の役割、陪審制への着目など、発見多数です。2020/06/09

なっぢ@断捨離実行中

6
岩波文庫版は4巻にもなる大作だが、こちらは妙訳。世界の名著からそのままとってきたものらしい。今では保守主義の聖典のみならず近代民主主義を学ぶ上で欠かせない古典にまでなっている。大国への道を突き進む新興国家アメリカを目の当たりにしたトクヴィルの眼差しはどこか憂鬱だ。平等は不可避である。そして民主主義の堕落もまた――。トクヴィル以降の社会科学は多く彼の洞察に負っている。やれ共同体が大事だ、大衆は危険だ、知性の復権だ、そのどれもが本書で語り尽くされたことのバリエーションでしかない。いつの日か過去にしたいものだ。2017/02/10

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