出版社内容情報
なぜ、現代人はこれほどまでに孤独に怯えるのでしょう。多くの人は孤独を寂しいものと捉えているようですが、孤独には圧倒的な自由があるのです。「願はくは 花の下にて 春死なむ」と詠んだ放浪詩人の西行は、まさに孤独と自由が手を携えているような素晴らしい日々を生きたのだから……。30万部の大ベストセラーとなった『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ 2017年)、待望の続編! あらためて「孤独」の豊かさついて思索した一冊。
内容説明
孤独に怯えることはない豊かさを愉しめばいい。30万部のベストセラー『孤独のすすめ』、待望の続編!世に流布する「孤独論」を退ける、真の「孤独論」がここに完成した。
目次
孤独と自由は手をとりあって
第1章 孤独に怯える人びと
第2章 「和して同ぜず」という思想
第3章 生物としての孤独とは
第4章 老いるヒントについて
第5章 孤独を愉しむ
終章 孤独は永遠の荒野ではない
対談 下重暁子 歳をとるにつれてひとりの時間が味わい深くなる
著者等紹介
五木寛之[イツキヒロユキ]
作家。1932年福岡県生まれ。生後まもなく朝鮮にわたり、47年に引き揚げる。52年早稲田大学露文科入学。57年中退後、PR誌編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞を受賞。また英文版『TARIKI』は2001年度「BOOK OF THE YEAR」(スピリチュアル部門)に選ばれた。02年菊池寛賞を受賞。10年に刊行された『親鸞』で毎日出版文化賞を受賞。『孤独のすすめ』(中公新書ラクレ、2017年)は30万部のベストセラーとなり、孤独ブームを生み出した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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