出版社内容情報
かつて世界の陸地の約四分の一を領土として支配した英国が、中世から現代まで千年のあいだに収集し、英国立公文書館に保管した文書と一次資料が私たちに語りかけるものとは。
「ホームズは実在した?」「切り裂きジャックが書いた手紙」「ロンドンでの夏目漱石の足跡」「原爆投下後の様子」「タイタニック号のSOS電報」……。精選された28のエピソードを通して、文書の歴史的価値、当時の社会背景、現代における意味づけを実感できる“世界史への通路”にあなたを誘う――。
小林 恭子[コバヤシギンコ]
著・文・その他
内容説明
中世から現代までの千年に渡る膨大な歴史資料を網羅する英国国立公文書館。ここには米国独立宣言のポスター、シェイクスピアの遺言書、欧州分割を決定づけたチャーチルの手書きメモから、夏目漱石の名前が残る下宿記録、ホームズや切り裂きジャックの手紙、タイタニック号の最後のSOS、ビートルズの来日報告書まで、幅広い分野の一次資料が保管されている。この宝石箱に潜む「財宝」たちは、圧巻の存在感で私たちを惹きつけ、歴史の世界へといざなう。
目次
第1章 日本にまつわる公文書
第2章 イングランド王国から大英帝国へ
第3章 大英帝国最盛期、産業革命の時代
第4章 2つの世界大戦、分割される世界
第5章 大英帝国の崩壊、東西冷戦
第6章 英国と日本の公文書館、これまでとこれから
著者等紹介
小林恭子[コバヤシギンコ]
1958年生まれ。在英ジャーナリスト。1981年成城大学文芸学部芸術学科(映画専攻)を卒業後、米投資銀行ファースト・ボストン(現クレディ・スイス)勤務。読売新聞の英字日刊紙「デイリー・ヨミウリ」(現「ジャパン・ニューズ」)の記者・編集者を経て、2002年渡英。英国や欧州諸国のメディア、政治経済、社会事情を雑誌やニュースサイトに寄稿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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