中公新書ラクレ<br> 統計学が日本を救う―少子高齢化、貧困、経済成長

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中公新書ラクレ
統計学が日本を救う―少子高齢化、貧困、経済成長

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  • サイズ 新書判/ページ数 230p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121505668
  • NDC分類 417
  • Cコード C1233

出版社内容情報

最強の学問「統計学」が少子高齢化や貧困に立ち向かう!この先やってくる「課題」とその「回答」を知って、あなたはどうする。

内容説明

あらゆる権威やロジックを吹き飛ばし、正解を導き出す「統計学」が日本の大問題に立ち向かう!出生率アップに効果的な政策とは?1年分の寿命にかけられる医療費は?税収爆増の秘策とは?少子高齢化や貧困などの課題に対し、私たちは限られたお金と時間をどう使うべきか。統計学で、答えはすでに出ている!

目次

はじめに(目前にある社会問題について;少子高齢化は何によって引き起こされているのか ほか)
1章 統計学が導く少子高齢化の真実(防衛費と公共事業費が「ゼロ」になっても;社会保障費について考える ほか)
2章 貧困との戦いとしての社会保障論(より精密な議論を行なうために;歴史に学ぶことからはじめよう ほか)
3章 医療を受ける患者とコストを負担する私たち(40兆円を超える医療費の内訳;高齢者の受療行動が変わった理由 ほか)
4章 経済成長を実現するために今できること(なぜ経済成長が重要なのか;単純な人口増加は経済成長にならない ほか)

著者等紹介

西内啓[ニシウチヒロム]
1981年、兵庫県生まれ。統計家。東京大学大学院医学系研究科医療コミュニケーション学分野助教、大学病院医療情報ネットワーク研究センター副センター長、ダナファーバー/ハーバードがん研究センター客員研究員を経て、2014年11月株式会社データビークル創業。自身のノウハウを活かしたデータ分析支援ツール「Data Diver」などの開発・販売と、官民のデータ活用プロジェクト支援に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

322
統計学を使って日本社会の問題点が色々あるように見えるが、何に重点を置けばいいのかがよくわかった。いかに的はずれな議論を政治で行われているのか勉強になった。こういう問題点をまとめてすぐに実行しないと長期的に日本が危なくなりそうだな。2016/12/07

壱萬弐仟縁

52
ゴシ太本で、そこだけでも勉強になる。私たちは何にもっとお金を使うべきか、あるいは使わざるべきかという議論にフォーカスしていきたい(8頁)。人口政策という観点で特に取り返しのつかない損失といえるのは、現役世代で最も人口規模の大きい、団塊ジュニア世代の加齢である(44頁)。当事者と致しましては、世代「内」格差も深刻だと思っております。人口規模が多い世代においてほど、出生率低下による今後の人口減少の影響が大。団塊ジュニア世代で出生数を引き上げきれていない現状は、これから先の未来に、とても大きなインパクトを与える2017/06/28

hnzwd

43
少子化対策の不十分さ。ペリー幼稚園プログラムの導入。研究開発投資の促進。医療技術評価による経済効果評価。今の日本に必要な政策として、議論されてる事柄について語った本。統計学的なアプローチはほとんど無いですが、、何が効果的かなんて、今、この瞬間にはわからないけど、このまま議論しているだけじゃ手遅れになるから今すぐランダム実証実験しないと!ってのは賛成かな。2017/07/26

さきん

27
統計情報を基に日本の財政や政策、経済活動をどういう方向に持っていくべきか考察していく内容。医療経済学の観点からは、高齢者医療をもっと効率化し、貧困も幼児教育から予防できると説く。人口は減り、もはや経済成長よりも幸福など違う尺度を求めよという意見には、真向から統計結果をもって反論する。まだ、一人当たりの生産性を高める余地が大きく、少子化対策ももっと力をかけることができると説明する。イギリスの社会保障に関わる制度の様々な試みを紹介している章は、大変勉強になった。2017/01/02

koromo

25
知識欲がモリモリ旺盛になる3月です。いまの諸問題の根本解決につながる、子ども関連の行政に携わりたいと思うようになった。福祉全般は対症療法ではあるけれど、根本治療(公共の健康、パブリックヘルス)ではないのが現状。この方の講演とか聞きに行きたいなぁ。2017/03/12

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