中公新書<br> 気象予報と防災―予報官の道

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気象予報と防災―予報官の道

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  • サイズ 新書判/ページ数 266p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121025203
  • NDC分類 451.28
  • Cコード C1244

出版社内容情報

かつて「天気図を三千枚書いて一人前」と言われた職人集団が気象庁予報官である。彼らはどんな業務をして、なにを考えているのか。気象予報士とはどこが違うのか。「夜明け前が一番忙しい」「梅雨明け宣言をいつ出すのか」など予報官の仕事の実際から、「上空の寒気」「冬型の気圧配置」など注意を要する気象用語の解説、さらに激甚化が進む災害に際して「警報を出すタイミングは?」など新たな使命について紹介する。

永澤義嗣[ナガサワヨシツグ]
著・文・その他

内容説明

「数十年に一度」と言われる気象災害が日本のあちこちで起こっている。豪雨や大雪を観測・分析し、的確に警報を出すことで、被害を最小限に止める―気象庁予報官には、天気予報だけでなく、そうした使命も与えられている。「夜明け前が一番忙しい」「梅雨明け宣言をいつ出すのか」など日々の仕事から、「上空の寒気」「冬型の気圧配置」などの注意を要する用語の解説、さらに警報の運用まで、気象予報と予報官のすべてを紹介。

目次

第1章 大気のふるまい
第2章 大気を描く
第3章 天気予報発展のあしどり
第4章 天気予報の実像
第5章 予報官の実像
第6章 用語とのつきあい
第7章 警報を考える
第8章 防災に軸足を移す

著者等紹介

永澤義嗣[ナガサワヨシツグ]
1952年(昭和27年)札幌市生まれ。1975年、気象大学校卒業。網走地方気象台を皮切りに、札幌管区気象台、気象庁予報部、気象研究所などで勤務。気象庁予報第一班長、札幌管区気象台予報課長、気象庁防災気象官、気象庁主任予報官、旭川地方気象台長、高松地方気象台長などを歴任。2012年(平成24年)気象庁を定年退職。気象予報士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まーくん

40
最近、天気予報よく当たると思いません?「夕方6時頃から雨か、じゃあ傘は要らんな」とか信じちゃって。一昔前はこうはいかなかった。「気象庁、・・」と三回唱えると食あたりしないとか。著者は気象大学校から気象庁入庁。気象台長で退官されるまで予報・防災の第一線で奮闘された。天気予報の実態から防災の問題点まで広く著述、その前提のため気象理論の基本についても丁寧に解説。偏西風や温帯低気圧の構造、その理解の予報への反映など良く理解できた。気象衛星、気象レーダ、スパコンによる数値予報の実用化など技術の進歩は大きい。2019/01/12

けぴ

37
P38 3時間毎に時間の区切りを表す。0時から順に、未明、明け方、朝、昼前、昼過ぎ、夕方、夜のはじめ頃、夜遅く。P112 時々:現象が断続的に起こり、発現期間の合計時間が予報期間の2分の1未満のとき。一時:現象が連続的に起こり、発現期間の合計時間が予報期間の4分の1未満のとき。このほか、天気予報は気圧のちょっとした変化で雨の降る時間や場所がずれるのはしょうがないことが分かった。また、20kmメッシュと言われる区域ごとに予報が出るが、さらに大きい区域の予報となると多数決で報じるというのも興味深かった。2019/03/29

あきあかね

27
 日々接する天気予報で身近なようでいて、具体の内容は知らなかった、気象庁の予報官の仕事が克明に描かれている。 今見ている空と全く同じ空はない、一期一会の空との出会いというロマンチックな側面はあるが、予想の確度と防災対応に必要な時間との狭間で、警報を発表する適切なタイミングを模索する、責任とプレッシャーの大きな仕事でもある。地球温暖化の進展によりこれまでにない豪雨が頻発する中、その重要性は一層高まっている。市町村と連携しながら、夜を徹して豪雨の状況を監視した話など、自身も予報官として働いていた著者の⇒2019/10/04

kk

19
文字通り「この道一筋」の元ベテラン予報官が、気象予報のしくみ、予報官が日頃何を考え、何に悩んでいるかなどを熱く語ります。用語解説のくだりなど、いかにも「頑固一徹うるさ型」の面目炸裂って感じですが、こういう人たちが頑張ってるからこそ、なんのかんの言って、僕らは気象庁の予報を信頼できてるんだと思いました。著者をはじめ、予報・防災に真剣に従事する人たちのたいへんな緊張感と矜恃に、こころを洗われる想いです。著者は気象を心から愛してらっしゃるようですが、それは、僕らのこの世界を愛するってことなのかもしれませんね。2020/02/15

白義

15
気象学の入門書であり、気象予報士という普段知ることのない世界を見せてくれるお仕事本で、そして防災と気象の関連を語る本でもある。文章は緻密かつ真面目一辺倒で読みやすいものではないがそれだけに長年気象庁で努めてきた著者の真摯さがよく伝わる。天気予報はコンピューターにデータを分析してもらってそれで終わり、というだけでなく、さらに防災のための警報や勧告は社会性が関わるため強く予報士の判断も絡んでくる。その難題に取り組む人々の姿がよく伝わる一冊だ。読みやすさ的に予報官の日常がわかる第二部から読むと挫折しにくいだろう2019/01/12

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