出版社内容情報
かつて「天気図を三千枚書いて一人前」と言われた職人集団が気象庁予報官である。彼らはどんな業務をして、なにを考えているのか。気象予報士とはどこが違うのか。「夜明け前が一番忙しい」「梅雨明け宣言をいつ出すのか」など予報官の仕事の実際から、「上空の寒気」「冬型の気圧配置」など注意を要する気象用語の解説、さらに激甚化が進む災害に際して「警報を出すタイミングは?」など新たな使命について紹介する。
永澤義嗣[ナガサワヨシツグ]
著・文・その他
内容説明
「数十年に一度」と言われる気象災害が日本のあちこちで起こっている。豪雨や大雪を観測・分析し、的確に警報を出すことで、被害を最小限に止める―気象庁予報官には、天気予報だけでなく、そうした使命も与えられている。「夜明け前が一番忙しい」「梅雨明け宣言をいつ出すのか」など日々の仕事から、「上空の寒気」「冬型の気圧配置」などの注意を要する用語の解説、さらに警報の運用まで、気象予報と予報官のすべてを紹介。
目次
第1章 大気のふるまい
第2章 大気を描く
第3章 天気予報発展のあしどり
第4章 天気予報の実像
第5章 予報官の実像
第6章 用語とのつきあい
第7章 警報を考える
第8章 防災に軸足を移す
著者等紹介
永澤義嗣[ナガサワヨシツグ]
1952年(昭和27年)札幌市生まれ。1975年、気象大学校卒業。網走地方気象台を皮切りに、札幌管区気象台、気象庁予報部、気象研究所などで勤務。気象庁予報第一班長、札幌管区気象台予報課長、気象庁防災気象官、気象庁主任予報官、旭川地方気象台長、高松地方気象台長などを歴任。2012年(平成24年)気象庁を定年退職。気象予報士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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