中公新書<br> ラテンアメリカ文学入門―ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで

個数:
電子版価格
¥858
  • 電書あり

中公新書
ラテンアメリカ文学入門―ボルヘス、ガルシア・マルケスから新世代の旗手まで

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 18時47分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121024046
  • NDC分類 960.2
  • Cコード C1298

出版社内容情報

ボルヘス、ガルシア・マルケス、ジョサ、ボラーニョ…。無数の傑作を生み出し、世界文学に衝撃を与え続けてきたこの百年を描き出す。

内容説明

文学は社会にいかなる影響を与えたのか―一九六〇~七〇年代に旋風を巻き起こし、世界に強い衝撃をもたらしたラテンアメリカ文学。その潮流はどのように生まれ、いかなる軌跡をたどったのか。ボルヘス、ガルシア・マルケス、バルガス・ジョサ、ボラーニョら作家の活動と作品はもとより、背景となる歴史、世相、出版社の販売戦略なども描き出す。世界的ブーム後の新世代の台頭にも迫った本書は、広大で肥沃な新しい世界へ読者を誘うだろう。ブックガイドにも最適。

目次

第1章 リアリズム小説の隆盛―地方主義小説、メキシコ革命小説、告発の文学
第2章 小説の刷新に向かって―魔術的リアリズム、アルゼンチン幻想文学、メキシコ小説
第3章 ラテンアメリカ小説の世界進出―「ラテンアメリカ文学のブーム」のはじまり
第4章 世界文学の最先端へ―「ブーム」の絶頂
第5章 ベストセラー時代の到来―成功の光と影
第6章 新世紀のラテンアメリカ小説―ボラーニョとそれ以後

著者等紹介

寺尾隆吉[テラオリュウキチ]
1971年、愛知県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了(学術博士)。メキシコのコレヒオ・デ・メヒコ大学院大学、コロンビアのカロ・イ・クエルボ研究所とアンデス大学、ベネズエラのロス・アンデス大学メリダ校などで6年間にわたって文学研究に従事。フェリス女学院大学国際交流学部教授。専攻は、現代ラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マエダ

87
マルケスとリョサのパンチ事件は衝撃であり今年最後にいいことを知った。ラテンアメリカというブランドを流行らせた旗手達や魔術的リアリズムの系譜を学べた辺りは新書だから省いたところありと著者は言うが自分には十分な一冊であった。2017/12/28

HANA

64
ラテンアメリカ文学の百年の流れ、繁栄から衰退までを追った一冊。僕自身はコルタサルやボルヘスを何編か読んでいるだけで、『百年の孤独』も『夜のみだらな鳥』も読んでいない良い読者とは言えないわけだけど。それでも本書を読むと何となくではあるが、ラテンアメリカ文学ブームというものが一握りの作家の牽引によるという事と、良くも悪くも政治とは不可分のものだという読後感が残る。あと著者自体が権威主義的で、昨今のラテンアメリカ文学を文学的見地から切り捨てているのも問題。本書自体は面白くて、教えられることばかりだったんだけど。2017/09/02

巨峰

61
巻末の参考文献が使えるし、ラテンアメリカ文学入門にはありがたい。この本と、読書メーターでの評価を元に漁ってみようか(あまり難解なのは勘弁。) 2017/11/29

まさむ♪ね

61
ラテンアメリカ文学が大好きだ。ガルシア・マルケス『百年の孤独』、フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』は世界最高峰の小説だと思うし、コルタサルの短編は一つでも読めばたちまち彼独特の味わい深い幻想世界の虜になってしまう。この他にもマリオ・バルガス・ジョサ、オクタビオ・パス、カルロス・フエンテス、ホセ・ドノソ、ロベルト・ボラーニョ、セサル・アイラと読んできたれけど、まだまだほんの入り口。その色彩豊かで広大無辺なラテンアメリカ文学百年の潮流を俯瞰できる素晴らしい本でした。2016/10/22

かごむし

47
「ラテンアメリカ文学入門」であるけれども、文学からみたラテンアメリカ入門でもあった。スケールが大きい。いったい何冊の本を読んでいるの、とうなるくらいの膨大な文学作品に言及しながらその系統を整理し、背景にある社会との関連を浮かび上がらせる。文学入門としては、膨大な作品群についての平坦な作品紹介ではなく、文学としての価値を内容に踏み込んで評価しているので、面白そうな本というよりも、読む価値のある本の指針になっていると思う。商業的な成功と文学的価値が必ずしも一致しないとの観点から、なるほどと思うことも多かった。2017/07/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11181493
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。