中公新書<br> 蘇我氏―古代豪族の興亡

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蘇我氏―古代豪族の興亡

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  • サイズ 新書判/ページ数 272p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121023537
  • NDC分類 210.3
  • Cコード C1221

内容説明

蝦夷・入鹿父子は六四五年の乙巳の変で討たれたが、蘇我氏は滅亡せず、以後も国家権力の中枢に位置した―。稲目を始祖とした馬子、蝦夷、入鹿の四代はいかに頭角を現し、大臣として国制改革を推し進めたのか。大化改新後、氏上となった倉麻呂系は壬申の乱へとつづく激変の時代をどう生き延びたのか。六世紀初頭の成立から天皇家を凌駕する権勢を誇った時代、さらに平安末期までを描き、旧来の蘇我氏イメージを一新する。

目次

第1章 蘇我氏の成立と稲目
第2章 大王推古と厩戸王子と島大臣馬子
第3章 豊浦大臣蝦夷・林太郎入鹿と乙巳の変
第4章 大化改新から壬申の乱へ
第5章 律令官人石川氏と皇位継承
第6章 ソガ氏への復帰
第7章 摂関期における生き残り

著者等紹介

倉本一宏[クラモトカズヒロ]
1958年三重県津市生まれ。89年、東京大学大学院人文科学研究科国史学専門課程博士課程単位取得退学。2009年より国際日本文化研究センター教授。博士(文学、東京大学)。日本古代政治史、古記録学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

巨峰

66
前半は心地よく読めたのだが、後半は人名の羅列だけで。。。でも、そこが新しいと思う。彼方に歴史の彼方に消えていった蘇我という族の運命を思った。2018/06/15

HANA

56
成り立ちから平安まで、蘇我氏の歴史を追った一冊。蘇我氏の命脈は大化の改新で断たれたと思い込んでいたので、その後の軌跡などは新鮮な思いで読めた。そういえば石川麻呂とかいたなあ。ただ稲目から馬子、蝦夷と入鹿までのダイナミズムと比べ、大化の改新以降はひたすら地味な感じ。その後も続いたというものの、蘇我氏の歴史的役割はやはりそこで終わったような気がしないでもない。だって後半は中級官人の動きを追って、ひたすら地味な人命の羅列が続いているし。ただそこでは奈良、平安も生き抜いている蘇我氏の逞しさを感じるような気がした。2016/07/10

もりやまたけよし

42
大化の改新のことは教科書程度の知識でした。 本書は古文書を紐解いてゆくカタチで蘇我氏の実態を描いていました。大化の改新の実態は、結局、権力闘争の果てのクーデターだったようで少しほっとしました。 権力は蜜の味で古代からずっと血なまぐさい闘争を繰り返してきたんですね。2022/09/16

イノ

32
蘇我氏と言えば大化改新によって滅されたと思いがちだが、壬申の乱とその後の藤原氏の台頭までは、政治の中心で活躍している事に新しい発見が有った。奈良から平安期にかけて藤原氏にとって代わられ、表舞台から消えつつも、しぶとく生きぬく姿が見えて、とても興味深く読み終えた。2017/06/25

Tomoichi

26
乙巳の変や大化改新で滅亡した風に語られてきた蘇我氏。中大兄皇子側には蘇我石川麻呂もいたので(その後倒されるが)そんなわけではなく、当然別の系統は後々まで大和朝廷を支える豪族・貴族として生き延びていく。案外大化改新よりも壬申の乱の方が一族として没落の遠因のような気がする。以前読んだ「藤原氏」で藤原氏も高級貴族として生き残るのに大変だったとのことなので、没落貴族はより下級貴族として生き残るのが厳しかったことは想像できる。研究が進んで新書でこういうのを手軽に読めるのは本当に幸せだ。2020/11/22

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