中公新書<br> 戦国武将の実力―111人の通信簿

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中公新書
戦国武将の実力―111人の通信簿

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  • サイズ 新書判/ページ数 246p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121023438
  • NDC分類 210.47
  • Cコード C1221

出版社内容情報

彼らの明暗を分けたものは何だったのか。戦国史研究の第一人者が統率力・教養・実行力・企画力・先見性の五項目で採点する武将名鑑。

内容説明

豊臣秀吉を筆頭に、家柄や血筋によらず、己の腕と才覚で出世の階段を駆け上った戦国武将たちがいた。だが一時の威勢を失い、負け組に転落した例は少なくない。彼らの明暗を分けたものは何か。本書では、戦国史研究の第一人者が統率力・教養・実行力・企画力・先見性の能力値を大胆に採点。武将たちの真の実力を明らかにする。時代の扉を開いた北条早雲から戦乱に終止符を打った徳川秀忠まで、総勢一一一人の戦国武将名鑑。

目次

1(北条早雲―減税と福祉で平定;織田信長―次の攻撃へ、居城転々 ほか)
2(今川氏親―金山採掘で独立資金;織田信秀―津島で経済力、主家を凌駕 ほか)
3(朝倉孝景―人事に能力主義導入;大内義興―勘合貿易独占で経済力 ほか)
4(尼子経久―新年祝いに乗じ下剋上;大内義隆―出雲遠征失敗が転機 ほか)
5(柴田勝家―「鬼」の異名らしい最期;武田信繁―信玄の分身に徹する ほか)

著者等紹介

小和田哲男[オワダテツオ]
1944年(昭和19年)、静岡県に生まれる。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。文学博士。静岡大学教授を経て、同大学名誉教授。専攻は日本中世史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

どどいち

49
なかなか興味深い一冊でした。ランク1の武将の行動力・統制力・先見力はさすがに凄かった。意外な武将がランクの低さにはビックリです。メディアや本などでは、高い評価を受けていた人も実はそんなに評判は高くなかった事が解った本でした。でも、面白く、感銘を受けた方々もたくさんいました。2016/03/05

リキヨシオ

44
注・決して戦国武将人気ランキングではない!「統率力」「教養」「実行力」「企画力」「先見性」といった5つの要素を加味した総合評価をする企画「戦国武将実力ランキング」を紹介。111名の戦国武将の中で実力1位と評価された武将は誰か?殺してしまえホトトギスの人?鳴かせてみせようホトトギスの人?鳴くまで待とうホトトギスの人?大河ドラマの主人公のを務めたあの人?それとも意外なあの武将だった?改めて思うのは、戦国時代は奥深い!戦国武将はとても面白い!2017/02/17

かおりんご

33
歴史。言われてみれば、戦国武将の定義ってなんだろう?と考えさせられた。私は馬鹿正直に前から読み進めたけれど、気になった人から読むのも良さげ。先見性、教養、統率力、実行力、企画力の5点から人物を評価。私の好きな謙信は上位でしたわ。知らない武将を知れたのも良かった。2019/09/24

イトノコ

32
図書館本。戦国武将111人を、先見性、統率力、教養、実行力、企画力をそれぞれ5点満点で評価。それぞれの略歴も併記。/往年の信長の野望「武将ファイル」を思わせ、読み物として十分楽しめる。まあ評価高すぎ?と言う武将(山中鹿介や佐竹義重、荒木村重とか)や逆に低すぎ?な武将(真田昌幸や吉川元春、武田勝頼とか)もあるが、この手の評価ははっきり決める事はできないので致し方なしか。親世代の武将が多いのはポイント高し。2020/10/09

maito/まいと

23
戦国武将を数字で評価するーファンが注目しながら、どこかで恐れ、どこかで喜ぶその取り組みを、小和田先生が大胆にも前面に出て(笑)採点した1冊。もちろん異論反論多々あるだろうけど、史実と功績を題材に硬い点数をつけている印象。そして、111人という膨大な武将を取り上げたその意志がすばらしい。これを土台に、酒のつまみにして(爆)推しの武将に関する理解を深めてはいかがだろうか。ちなみに総合点での1位は北条早雲・信長・秀吉・家康となっている(次位以降1点刻みでのランキングなので、大差つきづらいのも良心的だ)2016/01/13

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