中公新書<br> 道路の日本史―古代駅路から高速道路へ

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中公新書
道路の日本史―古代駅路から高速道路へ

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  • サイズ 新書判/ページ数 253p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121023216
  • NDC分類 685.21
  • Cコード C1265

内容説明

邪馬台国の頃には獣道しかなかった日本列島も、奈良時代になると幅12mの真っ直ぐな道が全国に張りめぐらされ、駅馬の制度が設けられた。中世には道路インフラは衰退したが、徳川家康は軍事優先から利便性重視に転換して整備を進める。明治以降は奥羽山脈を貫くトンネルを掘った三島通庸、名神高速道路建設を指揮したドルシュなど個性溢れる人物の手によって道路建設が成し遂げられる。エピソード満載でつづる道路の通史。

目次

第1章 世界の道路史と日本
第2章 律令国家を支えた七道駅路
第3章 中世―乱世と軍事の道
第4章 近世―平和の礎としての道
第5章 近代―鉄道の陰に追いやられた明治の道
第6章 現代―高速道路時代の到来
終章 日本を支えるシステムとしての道

著者等紹介

武部健一[タケベケンイチ]
1925年、東京都生まれ。1948年、京都大学工学部土木工学科卒業。建設省・日本道路公団で高速道路の計画・建設に従事。日本道路公団東京建設局長、常任参与等を歴任。(株)片平エンジニアリング社長、同会長を経て、現在、道路文化研究所を主宰。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

108
織豊政権や徳川幕府が必ずしも軍事目的で道路整備や架橋した(架橋しなかった)ことを書いているのでなるほど「日本史」である。その戦国の三英傑に加えて、「田中角栄」という小見出しをつけて、「今太閤」の田中角栄大先生についてわざわざ紙幅を割いている。「道路の日本史」というタイトルにふさわしい。著者のプロフィールを観ると建設省(現・国土交通省)出身なので納得した。2019/02/08

tamami

54
古代東山道についての知見を得るために紐解く。奥付を見ると、著者は本書刊行の2015年に亡くなられている。御年90歳。文字通り道一筋の生涯であられたようだ。古代の官道から現代の高速道路まで、時代時代の「道路」に関する歴史や制度、使用の実態などについて記されており、一冊で「道路小百科」の観がある。道路作りは、時の権力者の思惑と濃い繋がりがあるとするが、中世以降の事例では具体的な人物名と道路を挙げる中で、とかく忘れられがちな人々を多く顕彰している。日本の道路の総延長なども記されており、基本的な情報を確認できる。2022/09/23

Takayuki Oohashi

28
図書館で普段と違うジャンルの書棚を回っていた所で見つけた本です。律令時代の古代道路が現代の高速道路に非常に被ることが多かったという指摘や、近世の街道の並木として、松、杉、竹、落葉樹などが植えられたという箇所が印象に残りました。昔、オリジナルのファンタジー世界を考えた際に、架空の島の地図を考えたことがあります。その時の都市と都市を結ぶものとして道路を考える際に、この本の昔の道路の記述が役に立つかな、と思いました。江戸時代の井上通女という武家の娘の関所での取り調べの記述など、非常に示唆されるものがありました。2016/07/13

kk

26
図書館本。私たちが普通に使っている道路にも歴史があるということ、今まで考えてみたこともありませんでした。本書は、長年にわたって道路公団のエキスパートとして活躍された著者が「道路ほどその国の歴史を反映している存在はない」という確信の下、溢れる情熱をもって、しかし一般向けに平易に、我が国道路の発展を概観する試み。古代の七道駅路から現代の高速道路発展の歩み、更には将来の道路網のあり方にまで話は及びます。著者の道路に向ける熱い思いのようなものが感じられて、地味なテーマのわりに楽しい読書体験になりました。2022/12/22

Tomoichi

24
特に道路に興味があるわけではないが、たまにはニッチな視点から歴史を観ると大きな発見がある。本書も私たちの想像や思い込み以上に古代の道路が整備されていたり、混乱期というのは道路が発達しない、また古代と現代で主要道路の位置が重複するなど、なるほどと思う内容が満載。騙されたと思って読んでみてください。読みやすく面白いです。2022/05/02

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