中公新書<br> 日本占領史1945‐1952―東京・ワシントン・沖縄

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中公新書
日本占領史1945‐1952―東京・ワシントン・沖縄

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  • サイズ 新書判/ページ数 360p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022967
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C1221

内容説明

1945年の敗戦後、マッカーサーを頂点にGHQの支配下に置かれた日本。当初占領政策は非軍事化・民主化を推進、平和主義を追求した日本国憲法が花開く。だが冷戦が深まる中、日本を「反共親米」にすべく、政策は経済復興に転換される。51年、朝鮮戦争の最中に結ばれたサンフランシスコ講和条約は日米安保条約とセットの締結となった。本書は、21世紀まで続く「戦後体制」が創られた日本占領7年間の全貌を描く。

目次

占領した者とされた者―東京・ワシントン・沖縄
第1章 敗戦と占領―非軍事化、民主化へ(日本降伏からGHQの成立へ;戦後政治の起動)
第2章 占領改革と政党政治の再出発(日本国憲法の誕生;公職追放から新生議会へ)
第3章 中道政権の軌跡―改革の転換点(片山内閣の誕生―日米「改革派」連合の形成;動揺する中道政権―求められる経済安定)
第4章 占領政策の転換―民主化から経済復興へ(中道政権の限界―片山内閣から芦田内閣へ;ドッジ・ライン―日米「保守派」連合の形成)
第5章 サンフランシスコ講和―占領の終結(講和への道―全面講和か単独講和か;米軍駐留容認と朝鮮戦争の激化;二つの条約締結へ―講和と日米安保)
占領と戦後日本

著者等紹介

福永文夫[フクナガフミオ]
1953年(昭和28年)、兵庫県生まれ。76年神戸大学法学部卒業、85年神戸大学大学院法学研究科博士課程単位取得満期退学。87年姫路獨協大学専任講師就任。同大学助教授、教授を経て、2001年から獨協大学教授。博士(政治学)。専攻、日本政治外交史・政治学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ばたやん@かみがた

89
我が国の現在を規定している体制を形作った時代とは、まさに本書が対象としている米軍による占領期でしょう。日本人の意識に平和主義が深く根を下ろすことに寄与した日本国憲法の発布・施行、それと裏腹の関係の様に思える日米安保条約締結、この2つは共にこの時期に成された訳ですから。著者も言う様に現代日本の原点と言うべき7年間の実情を確認することは、私たちが今いる場所を問い直しこれからを展望するのに役立つのではなかろうか。本書を2つの時期に分けて振り返りつつ幾つかコメントしたいと思います。(1/7)2020/05/21

とくけんちょ

49
あらためて、日本は敗戦国なんだと痛感した。敗戦を経験して、立て直しを迫られた日本。2度とアメリカや世界の脅威にならないことが大前提であった。その占領期の7年間。ありとあらゆることが改革され、GHQの顔色をうかがいながら、変革していく。GHQのいいなり、そりゃそうだろう、敗戦国なんだから。その中で、必死に独立を目指す。後で批判することは簡単だ。この時代の政治家は目的があって、そのために全力を尽くしている。2022/04/03

きいち

34
ポツダム宣言の受諾、敗戦調印からサンフランシスコ・安保条約が発効し占領が終了するまでの約7年、この間、この状況を日本・世界の将来のために少しでも意義のあるものにしようという人々の記録。成果はもちろん、幣原・芦田・吉田はじめGHQとの直接交渉に挑んだ人々の「諦めなさ」を何より尊敬したいと思う。◇憲法の経緯から改憲を唱える人々に特に読んでほしい。自分たちこそが、先人たちの命がけの本気さを軽んじる自虐史観に陥っているとわかるはずだ。内容の議論はそれからだ。◇そして占領軍の面々の本気度に驚く。沖縄と違いすぎる…。2016/05/29

おさむ

31
1945―52年の占領期を日米双方の視点から客観的に描いた第16回読売・吉野作造賞。断片的には既知の事が多かったが、ここまで解りやすく一覧性のある文献は初めて。沖縄や安保など現在も日本を二分するテーマの源流がこの7年弱にあることを再認識しました。2015/12/05

翔亀

28
【沖縄5】副題にある通り、沖縄占領史と日本占領史の比較もあるようだったので沖縄シリーズの一環で読む。もちろんメインはマッカーサーCHQで、押しつけ憲法だとか議論の多いところを、丁寧に米国と日本の交渉のやりとりがドキュメンタリータッチで描かれる。このあたりは改めて面白い。米国側もCHQと国務省・アメリカ政府の間で、CHQ内でも局の間で意見の食い違いがあったこと。間接統治だったので日本政府/国会の議論にぎりぎりまで任せたこと(介入/圧力もあったけど)。CHQの民主化路線では社会党を中道として期待をかけたが、↓2021/10/19

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