中公新書<br> うわさとは何か―ネットで変容する「最も古いメディア」

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中公新書
うわさとは何か―ネットで変容する「最も古いメディア」

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  • サイズ 新書判/ページ数 262p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121022639
  • NDC分類 361.45
  • Cコード C1211

出版社内容情報

デマ、口コミ、風評、都市伝説など多様な言葉を持つ歴史を辿り、ネット社会の今も、なぜ人間関係を結び、人々を魅了するかを明らかに。

内容説明

デマ、流言、ゴシップ、口コミ、風評、都市伝説…。多様な表現を持つうわさ。この「最古のメディア」は、トイレットペーパー騒動や口裂け女など、戦後も社会現象を巻き起こし、東日本大震災の際も大きな話題となった。事実性を超えた物語が、人々のつながり=関係性を結ぶからだ。ネット社会の今なお、メールやSNSを通じ、人々を魅了し、惑わせるうわさは、新たに何をもたらしているのか。人間関係をうわさから描く意欲作。

目次

第1章 うわさの影響力
第2章 うわさを考える―「古典」を繙く
第3章 都市伝説の一世風靡―1980~90年代
第4章 人と人をつなぐうわさ・おしゃべり
第5章 メディアとの関係―ネットとケータイの普及のなかで
第6章 ネット社会のうわさ―2010年代の光景

著者等紹介

松田美佐[マツダミサ]
1968年兵庫県生まれ。91年東京大学文学部社会心理学専修課程卒業。96年東京大学大学院人文社会系研究科社会文化研究専攻社会情報学専門分野博士課程満期退学。東京大学社会情報研究所助手などを経て、2003年中央大学文学部助教授、08年より中央大学文学部教授。専攻はコミュニケーション論・メディア論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

131
一度読んだ本なのですが、この中に書かれていることについて若干しゃべる機会があったので再読です。金融機関取り付けの話についてです。戦前渡辺銀行が蔵相の一言で閉鎖に追い込まれた事件があったことと、1973年に豊川信金の取り付けさわぎ事件があったことについてです。後者についてはよく最初のところの噂話までたどりつけたと思います。鉄道内での3人の女子高校生からの話がどう伝わっていたかをよく分析しています。うわさの経路がたどれて参考になりました。2016/07/05

KAZOO

71
非常に私にとってはいい本であると思われます。うわさについての理論的な考え方を述べられており、また80年代からのうわさの動向を分析して2010年のネット社会についてのうわさまでを都市伝説などと絡めながら説明してくれています。このような動向というものは今のSNSやスマホの普及状況を考えればさらに重要な主題となっていくことは間違いないと思われます。一つの大きな学問分野になっていくと思われます。2015/03/22

HANA

55
うわさの発生や構造を中心として論じた一冊。うわさと聞いてまず連想するのは都市伝説であるが、本書にもそれを中心として論じられた箇所もあり、その構造を分析した部分は非常に興味深かった。ただやはりうわさ全体が中心となっていて、前半部は古典的なうわさ研究、オルレアンの服屋とか戦中のうわさ等、後半は最近のネットを中心としたうわさが考察されている。特にツイッターや東日本大震災とネット上のうわさを論じた部分は、類書にあまり触れた事がないので極めて面白い。内容だけでなく広めるメディアに注目してるのも面白かったなあ。2014/05/10

ちさと

30
最も古いメディアである「うわさ」。これまで色んな視点から研究されてきた「うわさ」について、包括的にまとめられた1冊でした。うわさは情報としての内容が重要なのではなく、うわさというコミュニケーションを行うこと自体が目的になる場合も多いって記述があったんですけど、場を盛り上げる効果を狙ってネタにされた方はたまらないですよね、、。そういうのは都市伝説とか有益でも無益でもないものでやっといて欲しいですね。笑2021/01/01

えも

22
娘の入学前課題の一つとして借り、せっかくなので読んでみた▼かつて、うわさは口コミとして広まったが、今ではネットがうわさを媒介しており、ネットの持つ特性がうわさの在りようを変えていく▼そんな議論が展開されているが、この本が発行されたのは2014年。してみると、うわさは今や更に変容しているやも知れぬ。2022/02/14

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