中公新書<br> 田中角栄―戦後日本の悲しき自画像

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田中角栄―戦後日本の悲しき自画像

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  • サイズ 新書判/ページ数 408p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121021861
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C1221

内容説明

「コンピュータ付きブルドーザー」と呼ばれた頭脳と行動力で、高等小学校卒から五四歳で首相の座に就いた田中角栄。「新潟三区」という雪深い地盤に“利益誘導”を行い、「日本列島改造」を掲げた角栄は、戦後政治の象徴だった。だが彼の金権政治は強い批判を浴び、政権は二年半で終わる。その後も巨大な「田中派」を背景に力を持ったが、ロッキード事件では有罪判決が下った。角栄を最期まで追い続けた番記者が語る真実。

目次

第1章 青少年期の思い
第2章 政治の世界へ―無名の一〇年間
第3章 新潟三区―越山会と越後交通という力の源泉
第4章 閣僚としての手腕―岸・池田政権時代
第5章 権力トップへの道程―佐藤栄作の値踏み
第6章 首相時代―頂点からの滑落
第7章 ロッキード事件の衝撃―刑事被告人へ
終章 「今太閤」の栄光と死―判決後の圧勝と田中派離反

著者等紹介

卓透[ハヤノトオル]
1945(昭和20)年神奈川県生まれ。東京で育つ。68年東京大学法学部卒業。同年、朝日新聞社入社。岐阜、札幌勤務を経て、74年東京本社政治部員。新潟支局勤務(80年1月~81年7月)、政治部次長、編集委員、コラムニストとなる。96年から14年間、政治コラム「ポリティカにっぽん」を執筆。「ニッポン人脈記」連載を主宰。2010年より桜美林大学教授(政治ジャーナリズム)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

117
田中角栄を取材してきた記者が田中角栄の生涯を書いた一冊。もう田中角栄が戦後を象徴しているといっても過言ではないような印象。さすがに記者が書いただけあって非常に読みやすく新書大賞の二位に選ばれたのもうなずける。ずっと上り調子だった人生が逮捕のころからの没落に侘しさというか無念さを感じた。娘の眞紀子氏も選挙で敗北し、もはや田中角栄に関わる人がどんどんいなくなるのも歴史の流れだなと思った。2013/02/18

マエダ

94
戦機を読む。本音でしゃべる。遠慮しない。記者に”「キミ、あれ、書いたな」と怒ったと思った直後には「それで今日聞きたいことは何だ」”なんとも器がでかい。立花隆と田中角栄にこんな関係があったとは知らず勉強になった。2016/07/10

goro@80.7

76
記憶にある首相が佐藤栄作からだから田中角栄はどっぷりとはまって栄光と転落を見てたと言えるかもしれない。本の帯にある通り正に戦後政治の体現者だった読んでて思ったしこれほど惹きつけられる政治家も稀有。首相になったのが54歳だったとは改めて驚くし在位期間2年半ほどなんだよなぁ。列島改造論を掲げながらも日中国交正常化に挑んだ手腕、剛腕は凄い事。功罪は多々あれどもうこんな人物が現れる事もないかもしれない。戦後昭和をおさらい出来て引き込まれた本書でした。昭和も遠くなりにけり…。2022/11/24

ふみあき

58
かつて立花隆は田中角栄を「抽象思考ゼロの経験主義者」と評したらしい。本書では、それを「ひたすら『具体』に生きた」人と表現し、ところどころで同年同月生まれの中曽根康弘(言わばイデオロギーの人)と対比させている。その「具体」のみに拠る政治姿勢は、理念など薬にしたくもない金権政治を生み出した。しかし理念で突っ走る現代政治は、各国の国民の間に底の見えない分断を招来した。政治の世界には豪放磊落さと言うか、清濁併せ呑むような人間的魅力によって運営される部分も必要なのかもしれない?2022/08/22

ごへいもち

47
ロッキード汚職・金権・女性問題と負のイメージが強かったが、頭のいい魅力のある人だったんだろうなぁと思った。でなければ百戦錬磨のジャーナリストや東大出の中央官庁の役人が心酔したり安全な大企業をやめて田中角栄という中小企業に転職するはずもない。個人の力が歴史にどれほどの寄与ができるのかは疑問かもしれないが、この人がいたことで戦後日本の復興スピードが上がったように思う2013/07/17

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