中公新書<br> 人種とスポーツ―黒人は本当に「速く」「強い」のか

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中公新書
人種とスポーツ―黒人は本当に「速く」「強い」のか

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  • サイズ 新書判/ページ数 256p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784121021632
  • NDC分類 780.18
  • Cコード C1222

内容説明

オリンピックの陸上男子100m決勝で、スタートラインに立った選手56人は、ここ30年すべて黒人である。陸上以外の競技でも、彼らの活躍は圧倒的に見える。だが、かつて彼らは劣った「人種」と規定され、スポーツの記録からは遠い所にあった。彼らは他の「人種」に比べ、本当に身体能力が優れているのか―。本書は、人種とスポーツの関係を歴史的に辿り、最新の科学的知見を交え、能力の先天性の問題について明らかにする。

目次

序章 黒人と身体能力―生まれつき優れているのか
第1章 「不可視」の時代―南北戦争以後~二〇世紀初頭
第2章 人種分離主義体制下―二〇世紀初頭~一九二〇年代
第3章 「黒人優越」の起源―身体的ステレオタイプ成立と一九三〇年代
第4章 アメリカンスポーツ界の人種統合―すべてはベースボールから始まった
第5章 台頭から優越へ―メダル量産と黒人選手比率の激増
第6章 水泳、陸上競技と黒人選手―「黒人」としての特質なのか
終章 「強い」というリアリティ―歴史、環境、多様性

著者等紹介

川島浩平[カワシマコウヘイ]
1961(昭和36)年東京都生まれ。85年筑波大学第二学郡比較文化学類卒業。87年米国ブラウン大学大学院史学部入学。92年ブラウン大学大学院より博士号取得。共立女子大学研究助手などを経て、98年武蔵大学人文学部助教授、2003年より武蔵大学人文学部教授。専攻アメリカ研究。著書『都市コミュニティと階級・エスニシティ』(御茶の水書房、2002年)アメリカ学会・清水博賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

45
今やスポーツ界においては黒人の身体能力が記録を見る限り抜きん出ているが昔は白人の身体能力が高く、黒人は弱いものと見られていたのは知らなかった。何故速く強いのかの理由と証明はあまりされておらず少し肩透かしを食らった。環境や如何に黒人の身体能力が高いと見られるようになった歴史はわかったが、今はそれは事実として記録として残っているが只の生育の環境要因しか言われておらず本書内でも裕福な家庭の黒人がアスリートとして成功しているなら、別に生育の環境要因ではないのかと考える次第。2012/06/16

蘭奢待

43
トランプの功績は、黒人差別がいまでも生きていることを世界中にアピールされたこと。 お陰でこのような本を読むきっかけになった。黒人は人にあらず。おかしな価値観が未だに蔓延るアメリカ。2021/07/11

樋口佳之

35
それは酷いなあとか、悲しい話だなあという歴史を読みました。/それでもどこかに何かあるのではと考えてしまうのが偏見の強さなんだというのが一点。/スポーツってやっぱりとても人工的、富や名声にもつながる社会経済的な現象なんだなというのが二点。/最近は全く見なくなってしまったNFLですが、黒人QBが活躍している(モバイルQB)のか、それはすごいことだなあというのが三点目でした。2020/06/23

雲をみるひと

18
黒人アスリートの地位、立場の変遷を年代順に纏めたもの。スポーツを契機に人種問題を論じるというよりはスポーツそのものが主テーマのような纏め方に思える。様々なスポーツの具体的なアスリートも多く取り上げられておりスポーツ読本として楽しめると思う。2021/02/03

ロッキーのパパ

17
オリンピックを見ていると、黒人は生得的に身体能力に優れているのか?と思ってしまうことが多い。本書は、主にアメリカにおける黒人のスポーツの歴史を解説しており、どうして社会にそういう認識が根付いていったかが理解できる。ただ、科学的、統計的この命題の真偽を明らかにしようではなかった。ケニア選手の陸上長距離の強さの秘密に興味があり、その理由の解明に触れているのかもと期待していただけに、ちょっと肩透かし気味だった。2012/08/09

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