内容説明
地球温暖化の議論をリードしてきたIPCCがスキャンダルに揺れている。温暖化を印象付けるためのデータ操作や、不都合な報告の黙殺など、あるまじき行為が明るみに出た。本書では、気候変動の真因を最新の知見から解説、さらに化石燃料を温存する上で必要な、バイオマス、核融合など代替エネルギー技術の最前線を紹介する。震災復興が急がれる今、莫大な国費を根拠薄弱なCO2削減策のために浪費することは許されない。
目次
序章 クライメートゲート事件―暴かれた二酸化炭素原因説の陰謀(クライメートゲート事件;IPCCとは何だったのか)
第1章 気候変動はどうして起こるのか(気候変動の歴史から学ぶ―氷河期はたびたび訪れた;気候変動の要因は?―地球は宇宙につながっている;気候変動の予測―地球温暖化は進むのか?;気候研究を振り返る;流れに立ち向かった人たち)
第2章 「地球温暖化」から「エネルギー問題」へ(日本のエネルギー事情;エネルギーをどこから得るか;エネルギーをどう使うか)
第3章 未来のエネルギー源―核融合(磁場核融合―トカマク方式の今;慣性核融合―パワーレーザーが新しい時代を拓く)
第4章 これからどうするか
著者等紹介
深井有[フカイユウ]
1934年、千葉県に生まれる。1958年、東京大学理学部物理学科卒業。1963年、東京大学大学院数物系研究科博士課程修了。専攻、金属物理学とくに金属‐水素系の物性と材料科学。現在、中央大学名誉教授、産業技術総合研究所・物質構造科学研究所・東京大学生産技術研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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SAKU
Yoshiki Ehara
risia 01
tolucky1962