リズムの哲学ノート

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  • サイズ 46判/ページ数 262p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120050664
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

出版社内容情報

身体を巡る先人の思索を批判的に継承しつつ、人間至上主義を超えた真の自由の可能性を探究する。積年のテーマに挑んだ集大成の書。

山崎 正和[ヤマザキマサカズ]
著・文・その他

内容説明

文明一般から自然現象におよぶ森羅万象に遍在するリズム。「リズムを感じる」とは人間をその枠外に拡大することであり、常識が価値の秩序としているものから解放することなのである。積年の思索の集大成にして、真の知的冒険の書。

目次

第1章 リズムはどこにあるか
第2章 リズムと持続
第3章 リズムと身体
第4章 リズムと認識
第5章 リズムと自然科学―近代科学が哲学に教えるもの
第6章 リズムと「私」
第7章 リズムと自由―あるいは哲学と常識

著者等紹介

山崎正和[ヤマザキマサカズ]
1934年、京都府に生まれる。京都大学大学院美学美術史学専攻博士課程修了。関西大学教授、大阪大学教授、東亜大学学長などを歴任。劇作家・評論家。日本藝術院会員。戯曲作品の他、評論もある。2006年、文化功労者に顕彰される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Yoshi

3
鹿おどしの流動、溜め、破裂や、世阿弥の序破急などのリズムを基に、それを哲学する。 ベルクソンの純粋持続、メルロポンティの身体、ゲシュタルトやエスの話を踏まえ、2項対立を交互に巡回させるようなリズムといった話をしていて、特にする身体とある身体、ゲシュタルト的な図と地、哲学と常識やパルメニデスの有名はあるものはありないものはないなど。 こうした2項が繰り返されることにより向かうリズムが哲学的な一元論的二項対立を内側から塗り替えていくといった話はとても面白かった。 著者の著作は多いので他のも読んでみようと思う。2022/08/05

Haruki

3
文化や思想史について、積年の研究成果を「リズム」という概念をカギとし、認識、意識、身体、ひいては科学共同体のパラダイムに至るまで新しい視点を与えている。リズムは人間の認識や意識の基礎に立っており、諸現象をリズムとしてそのアスペクトを感じ取るのが「認識」であり、時間の経過とともに素描化が進んだものを「観念」と呼ぶ。このように乱雑な現象をスタートとして、時間による蓄積を経て、やがて相転移のように一気に純粋化する過程を「鹿おどし」構造と呼び、生命の営み、芸術の創造プロセス、科学技術の発展にまでこの構造を見出す。2019/09/08

shin1ro

1
「リズムを受けとる特定の感覚器官、感性の種類はどこにも存在しない」「リズムの中枢と呼ぶべき脳の部位や反射中枢は見つかっていない」 では我々はどこでリズムを感受しているのか? 興味深い記述は枚挙に暇がないのですが、哲学やそれに類する学のない自分には、とにかく難解。そもそも自分にとって音楽の主要な要素はメロディやハーモニーであって、どちらかと云へばリズムが占めるポジションはそれほど大きくなかった、と思い直して溜飲を下げるのが関の山・・・2018/07/11

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