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出版社内容情報
バザールでござーる、だんご3兄弟、ピタゴラスイッチ、0655……。30年間、表現と教育の分野で、「伝える」方法を追究し続けてきた著者。そのマイルストーンとなる1冊。50数点の作品と解説エッセイで、「分かる」ことの喜び、楽しみを体感する本。「分かる」とは、人生が広がることだと実感できます。
内容説明
「ピタゴラスイッチ」「I.Q」「考えるカラス」をはじめ、あらゆる角度から認知の地平を切り開いてきた佐藤雅彦の、標石となる一冊。
目次
1 そのようにしか見えない
2 分かるとうれしい
3 本というメディア
4 分かると分からないの間
5 自分の中の出来事
6 はてなき着想―理想の副産物として
7 新しい分かり方 随筆(解説としての意味もある)
著者等紹介
佐藤雅彦[サトウマサヒコ]
1954年、静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。現在、東京藝術大学大学院映像研究科教授。ゲームソフト『I.Q』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)や、慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の時代から手がけている、NHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』、『0655/2355』など、分野を超えた独自の活動を続けている。平成25年紫綬褒章受章。2014年カンヌ国際映画祭短編部門招待上映(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
けんとまん1007
78
何度でも読み返したくなる。佐藤さんの発想の一端が、垣間見える。単に、やられた・・・だけでなく、あとの評論があるのが、さらにいい。そうやって考えるんだなあ~と思いつつ、それができないんだよなとも。頭も体も使うのがいい。2018/06/11
アナーキー靴下
63
ピタゴラスイッチの人の本、ということで以前から読もうと思っていたが、『イメージを読む』で広告業界的なものを想像したときこの本が浮かび今読もうと。本の内容は、写真や絵や文でタイトルを表現するアートのようであり、講義のようでもある。それにしても人間の目を引く何かを見出す感性、幾何学的な視点、おまけに解剖学まで経験されているとは、もはや現代のレオナルド・ダ・ヴィンチでは!?…は言い過ぎかもしれないけど、芸術って多彩な学問に裏打ちされたもの、というか、真の碩学、実践的学びの頂、そういうところに生まれるんだろうか。2023/11/01
ムーミン
52
やわらか頭。おもしろい。2018/02/19
あまね
34
ちょっと感想が難しい(笑) 人が『わかる』という過程をいろんな視点から解説している。認知心理学とかと関連してるのかなぁとも思ったけど、図書館の分類では『デザイン』のカテゴリになってた。人は無意識の内に色々脳内で補完して、自分のしっくりくる理解をしてるんだなぁ、というのはわかった。前半の写真やイラストの仕掛けが楽しいので、それだけを見るのも面白いかも。2018/01/19
ちくわ
30
メチャ面白いです。もはや「読書」ではなく「体験」です。ピタゴラスイッチの佐藤教授が、絵や写真を駆使して、私たちの「分かり方」を揺さぶって、壊して。言葉では伝えにくいので是非一度見てみてください。(☆4) 2019/11/05