キリスト教の謎―奇跡を数字から読み解く

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  • サイズ B6判/ページ数 249p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784120048456
  • NDC分類 190
  • Cコード C0014

出版社内容情報

一神教、三位一体、七つの大罪、十戒、十二使徒、十三日の金曜日など1から13までの数字の奥義を解き明かす。1冊で早丸わかり!

内容説明

1から13までの各数字に纏わるエピソードをとりあげ、習俗への影響から神学論争、政治と宗教の事件を、最新の研究成果を踏まえて、史学・神学・心理学・美学・社会学などの観点から解説する。

目次

一神教のはじまり
二元論
三位一体
四〇年の持つ意味
キリストの五つの傷
天地創造の六日目に創られたもの
七つの罪と赦しと秘跡
八日は聖母マリアの受胎の日と誕生の日
九つの天井画
十戒と十字架
一万一千人の処女殉教者
十二の星を戴く聖母マリアとヨーロッパ
十三日の金曜日

著者等紹介

竹下節子[タケシタセツコ]
東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。比較文化史家・バロック音楽奏者。フランス在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

trazom

2
「数字から読み解く」の副題通り、第一章「一神教」から第十三章「十三日の金曜日」までの章立て。尤も、本書の魅力は数字のトピックスよりも、キリスト教の本質に関わるテーマの考察である。アウグスティヌスの「贖罪神学」かペラギウスの「創造進学」か、原罪思想は「強迫観念」か「神話」か、アタナシウス派かアリウス派か、十字架は「死のシンボル」か「和解のシンボル」かなどに鋭く切り込んでいる。「一神のみ残して他のすべての神的存在を否定するのは、無神論よりもさらにありえないような不思議なできごと」と言う著者の視点は新鮮である。2016/05/27

kenitirokikuti

1
第12章 十二の星を戴く聖母マリアとヨーロッパ▲欧州連合の旗は、青地に丸く並んぶ12の黄色い星。明言されないが、おおむね聖母マリアを表す。シューマン宣言を出し、欧州議会の初代議長となったロベール・シューマンはロレーヌ地方の生まれ。彼の弁護士としての勤務地だったメッツ市の司教は、シューマンを聖人とするよう働きかけている(福者申請が行われた)。なお、ジャンヌ・ダルクもロレーヌの生まれだ。2016/09/22

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