内容説明
高層マンションのママ友カーストに疲れた主婦、燃えさかる炎の下踊り狂うオネエの皆さん、花嫁様（こけし似）とその下僕（残念）、喜寿を迎えたご老人と幸せいっぱいのご家族、気の置けない幼なじみのオヤジども。事件は台所で起きている。アラサー婚活女子、イケメン料理人といざ、二人三脚！おりおりの美味と、とりどりの依頼人が織りなす悲喜こもごも！
著者等紹介
安田依央［ヤスダイオ］
１９６６年、大阪府生まれ。関西大学法学部政治学科卒。司法書士。２０１０年に『百狐狸斉放』で第２３回小説すばる新人賞を受賞し、２０１１年に単行本『たぶらかし』として刊行（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
冴子
104
料理が美味しそうだったので図書館で借りてみた。う〜ん、なんだろう？ありふれた感？イケメンだけど冷たい天才料理人、見てくれだけでイケメン追っかけて手伝いをかってでて妄想してるイキオクレの32歳、京都からやってきたイケズのお嬢さん。なんだかなぁ。あと、登場人物の呼び方に一貫性がない。小説というより、漫画の原作にふさわしい気がした。文月の話などはよくできているだけに、惜しい。ただ、料理そのものはどれも魅力的に描かれており、同じくらい人物描写にも魅力があればよいのに。2016/08/21
ゆみねこ
69
一流の腕を持つ料理人の仁は、出張料理人として依頼人の家の台所で料理をする。助手として働く澄香の視点で卯月から長月までを描く。澄香の恋の行方と、仁の料理が楽しみなので続編も読みます！2015/08/22
ぶんこ
65
京都の一流料亭で修行経験のある仁が、出張料理人となって出張先で皆に幸せを与えている・・と思える。料亭の板前が上で、出張料理人が下と言わんばかりの葵の振る舞いに驕りを感じた。葵の出現で、それまでは妄想炸裂アラサーノンシャランお姉にしか思えなかった澄香が、陰日向なく働く素直な人に思えるから不思議。仁と澄香の先行きも気になりますが、オーナーの桜子さんの出番が増えて欲しい。すぐに次巻を読み始めます。2016/09/13
hirune
64
最初は、山田澄香 -32歳 婚活中-のガツガツしてるところがちょっとな〜と思ってたけど、下心から仁の出張料理の助手になったとしても 真面目で一生懸命に働くし 仁への恋心も真剣になってきて、嫌味ったらしい恋敵もどきが出現したこともあって、なんか絆されて後押ししたくなっちゃいました😅仁の背負ってるものがめっちゃ重たいけどね〜。。しかし折々の料理が全てすごく美味しそう〜♡鰹の刺身食べたいなぁ☆2021/03/06
たんぽぽ
62
出てくる料理は美味しそうだけど、小説そのものは浅いくて軽いかな。 売れ残りそうで焦る主人公も、イケメン料理人も、裏表のある京都のいけずなお嬢さんもキャラクターがパターン化されすぎ。過去の事情もありがち。 とはいえ、読み始めると落ち着くところが知りたくて、次巻も読んでしまうかな？2015/04/13
