出版社内容情報
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古語辞典は不要です!
物語の世界に憧れていたひとりの少女。しかし夢は砕かれ、孤独な晩年が待っていた。菅原孝標女が嘆きつつも清冽に綴る自らの生涯。
目次
更級日記
解説 更級日記の世界――その内と外
付録
奥書・勘物
年譜
地図
系図
和歌索引
内容説明
物語の世界に憧れていたひとりの少女。しかし夢は砕かれ、孤独な晩年が待っていた。菅原孝標女が嘆きつつも清冽に綴る自らの生涯。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
色々甚平
6
時代を経て残ってるのがわかる作品だった。少女期の旅行記から日記に変わっていく。悩みは当時の貴族でも大して変わらないものだったようだ。ただ、物語好きの少女だった自分を成人後に非難しているのは痛ましくみえて悲しい。歳をとって変わったと思う部分は遊女を見たときの感想だった。子供時代は、その姿は雰囲気や場所を含めて幻想的に書かれているが、大人になってからは具体的で味気のない平坦な感想日記になっているのが感受性の落差が如実に現れたように見えた。源氏物語に憧れた少女はある意味その女性と似た最後になっているのも切ない。2019/01/12
MAMI.
0
★★★☆☆2018/03/04