出版社内容情報
社会という複雑で厄介な問題を脳はどう処理しているのか。若き科学者が「社会脳」研究の最前線に挑む。
脳は「他人の思考」を読む。社会という厄介な問題を脳はどう処理しているのか。ロンドン在住の若き科学者が、自らの軌跡と共に「社会脳」研究の最前線を平易に説く、知的興奮に満ちた一冊。
内容説明
ヒトの大きな脳が作り上げた「社会」は、私達の生きる基盤でもあり、悩みのタネでもある。この社会という厄介な問題を脳はどう処理しているのか。その謎を解く鍵は「社会脳」にある。なぜ他人の視線が気になるのか。赤ちゃんは生きる術をいかにして身につけるのか。ネットで誤解が生じやすい理由とは―ロンドン在住の若き科学者が、自らの軌跡と共に「社会脳」研究の最前線を平易に説く。知的興奮に満ちた一冊。
目次
ダーウィンの遺産
生物学から人間に迫る
社会脳とは何か
他人の心を読むということ
自閉症児が教えてくれる
視線の先にあるもの
“見られている感”のメカニズム
子どもは育つ、脳は変わる
赤ちゃんは知っている
赤ちゃんの脳、社会に挑む
“目が合うこと”のメカニズムと発達
思わずやってしまうこと、言われればできること
脳が動かす社会、社会が育てる脳
著者等紹介
千住淳[センジュウアツシ]
1976(昭和51)年長崎県生まれ。ロンドン大学バークベックカレッジリサーチフェロー。東京大学大学院総合文化研究科修了、博士(学術)取得。専門は発達社会神経科学。東京大学総長賞、日本心理学会国際賞奨励賞、英国心理学会ニールオコナー賞等を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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