新潮選書 戦後史の解放 2<br> 戦後史の解放〈2〉自主独立とは何か 前編―敗戦から日本国憲法制定まで

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新潮選書 戦後史の解放 2
戦後史の解放〈2〉自主独立とは何か 前編―敗戦から日本国憲法制定まで

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  • サイズ B6判/ページ数 283p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038297
  • NDC分類 210.76
  • Cコード C0331

出版社内容情報

日本人はなぜ自らの手で憲法を起草できなかったのか。国際関係史の視点から、九条と象徴天皇の成立過程を描く。好評シリーズ第二弾。

細谷 雄一[ホソヤ ユウイチ]
著・文・その他

内容説明

憲法九条と象徴天皇―「国のかたち」を決めたのは誰か?日本人はなぜ自らの手で憲法を起草できなかったのか―世界史と日本史を融合させた視点から、日本と国際社会の「ずれ」の根源に迫る歴史シリーズ第二弾。敗戦によりマッカーサー率いるGHQの占領下に置かれた日本。戦後日本の新しい「国のかたち」をめぐって、アメリカとソ連、幣原喜重郎や近衛文麿らが、激しい駆け引きを繰り広げる。知られざる現代史。

目次

序章 国際主義と愛国心
第1章 崩れてゆく秩序(終幕を迎えた戦争;大日本帝国の崩壊;アジアにおけるパワー・バランス)
第2章 アメリカが創った秩序(「アメリカの海」へ;国家安全保障を求めて;マッカーサーの平和)
第3章 新しい「国のかたち」(衛兵の交代;近衛文麿の戦後;幣原喜重郎の戦後;アメリカが創った憲法)

著者等紹介

細谷雄一[ホソヤユウイチ]
1971年、千葉県生まれ。慶應義塾大学法学部教授。立教大学法学部卒業。英国バーミンガム大学大学院国際関係学修士号取得。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。北海道大学専任講師などを経て、現職。主な著書に、『戦後国際秩序とイギリス外交』(サントリー学芸賞)、『倫理的な戦争』(読売・吉野作造賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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バルジ

5
国際政治の中に落とし込まれた「昭和史」の姿が非常に新鮮で面白い。 大きな物語の中で躍動する人物描写はまるで小説を読んでいるかのようである。松本烝治を筆頭に国際情勢を理解しようとしない頑迷な法学者の姿は、何とは言わないがどこか既視感のあるもので苦笑いしてしまった。 厳しい国際情勢の中でもがき苦しみながらも、未来への希望を見失わない政治指導者の姿には胸を打たれるものがある。 2018/08/28

g_eiru

3
1945~1952あたりの外交史の本。 アメリカ主導の日本統治に一枚噛もうとするソ連という図式があり、ブルガリア、ルーマニアをソ連圏に入れる事でアメリカ単独統治を達成した話は初耳。ブルガリアにウランがあったからだという裏話は当時の事情が思われるね 幣原喜重郎、吉田茂あたりは革新的な思想を持っていたからGHQとやっていけた。天皇制を残す為に平和主義を憲法に盛り込んだという事情もあったが、結局は象徴化され、ソ連の口出しが入る前に殆どGHQ草案のまま決定された。2020/01/13

きみどり

3
非常に勉強になった。特に、新憲法制定の過程について詳しい。日米それぞれの天皇制維持への動機。国際社会を納得させるために平和主義を取り入れる必要があったこと。制定の過程には、日本への干渉を強めたいソ連や中国と、日本を太平洋の勢力下に持っておきたいアメリカとの冷戦という、国際的な動きが強く関わっていたこと。などなど、わかりやすく語られている。文献が充実している点も良かった。2019/01/04

miu_miu

3
戦後史については高校では最後にさらっとやっただけで、全くの知識不足であることを再認識しました。現行憲法が米国から押し付けられたものとは聞いていましたが、最初は米国は日本人に起草させたのに、その草案が頑迷な憲法学者の手によるもので、明治憲法とほとんど変わらない内容で、これが米国の逆鱗に触れたため、米国案になったとは知りませんでした。天皇制を守ることが最優先で、そのために不戦条項を受け入れたということも、知りませんでした。勉強になりました2018/11/23

剛田剛

2
文章において、どんな単語も文脈から遊離していては意味を確定することができないのと同様に、「国家」も「国際関係」という横の軸、「歴史」という縦の軸と切り離して存在することはできない。しかし、我々の歴史認識は「戦後の日本史」という切り取り方によって大きく歪んでしまっている。歴史認識が世界観であるとするならば、それは我々の世界観の歪みでもある。2020/03/18

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