出版社内容情報
日本人はなぜ自らの手で憲法を起草できなかったのか。国際関係史の視点から、九条と象徴天皇の成立過程を描く。好評シリーズ第二弾。
細谷 雄一[ホソヤ ユウイチ]
著・文・その他
内容説明
憲法九条と象徴天皇―「国のかたち」を決めたのは誰か?日本人はなぜ自らの手で憲法を起草できなかったのか―世界史と日本史を融合させた視点から、日本と国際社会の「ずれ」の根源に迫る歴史シリーズ第二弾。敗戦によりマッカーサー率いるGHQの占領下に置かれた日本。戦後日本の新しい「国のかたち」をめぐって、アメリカとソ連、幣原喜重郎や近衛文麿らが、激しい駆け引きを繰り広げる。知られざる現代史。
目次
序章 国際主義と愛国心
第1章 崩れてゆく秩序(終幕を迎えた戦争;大日本帝国の崩壊;アジアにおけるパワー・バランス)
第2章 アメリカが創った秩序(「アメリカの海」へ;国家安全保障を求めて;マッカーサーの平和)
第3章 新しい「国のかたち」(衛兵の交代;近衛文麿の戦後;幣原喜重郎の戦後;アメリカが創った憲法)
著者等紹介
細谷雄一[ホソヤユウイチ]
1971年、千葉県生まれ。慶應義塾大学法学部教授。立教大学法学部卒業。英国バーミンガム大学大学院国際関係学修士号取得。慶應義塾大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程修了。博士(法学)。北海道大学専任講師などを経て、現職。主な著書に、『戦後国際秩序とイギリス外交』(サントリー学芸賞)、『倫理的な戦争』(読売・吉野作造賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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