新潮選書<br> モノに心はあるのか―動物行動学から考える「世界の仕組み」

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新潮選書
モノに心はあるのか―動物行動学から考える「世界の仕組み」

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  • サイズ B6判/ページ数 217p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784106038211
  • NDC分類 140.4
  • Cコード C0345

出版社内容情報

永年のダンゴムシ研究により、心とは「隠れた活動体」と定義した科学者が、無生物の本質と世界の新しい見方に迫ったユニークな考察。

内容説明

石にも心はある!ダンゴムシ研究者がたどり着いた斬新な世界観。永年にわたるダンゴムシやオオグソクムシなどの研究を通じて、心とは「隠れた活動体」であると定義した動物行動学・比較心理学者による最新作。「心」は、ヒト以外の生物はもちろん、石などの無生物にさえもあると説き、私たちが「何かをしたいと思う気持ち」にも、話す言葉にも「隠れた存在」はあるのだと、新たな世界の見方を提示する衝撃的な論考。

目次

序章 世界と私たちの関係
第1章 世界とは何か(なぜ私はマグカップを手にしたのだろう;「たくさん」という「ひとつ」 ほか)
第2章 言葉とは何か(意思の伝達;意思の伝達感 ほか)
第3章 心とは何か(心の意味;心の連続性 ほか)
終章 モノの心(マグカップハンマー;心の相互作用 ほか)

著者等紹介

森山徹[モリヤマトオル]
1969年兵庫生まれ。神戸大学大学院自然科学研究科博士後期課程修了(博士・理学)。公立はこだて未来大学複雑系科学科助手、信州大学ファイバーナノテク国際若手研究者育成拠点特任助教、同繊維学部助教を経て、同准教授。専門は動物行動学、比較心理学、心の科学。ダンゴムシ、オオグソクムシ、ミナミコメツキガニ、そして、モノゴトの心を探究中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

マーブル

13
「発信者が意味から言葉を、受信者が受け取った言葉から意味を、それぞれ創発し、最後に発信者が意味の伝達感をでっちあげる過程」著者は言葉によるコミュニケーションのひとつのタイプをそのように規定し、「創発型」と呼ぶ。それに対し、「発信者が状況に即して意味から言葉を『選択』し、受信者が状況に即して受け取った言葉から意味を『選択』する過程」を「状況依存型」と呼ぶ。言葉によるコミュニケーションについては胸を突かれる想いがしたが、筆者が語る行動決定機構については理解が半ばまでしか及ばなかった。 2023/04/16

ぺったらぺたら子 

13
ああ自由だ。ダンゴムシの研究から得たものは勿論だが、寧ろほぼ霊感と自らの生活、経験、観察からの思索であり、それを平易な自分の言葉だけで語る。知とは、そもそも知らない事を知るのではなく、知っていながら知らない振りをしている事を浮上させる営みなのだ。それにはまず思考を縛る箍をはずさねばなるまい。世界が広がり、振動し、響く音が聴こえる。限りなく響く事をまた世界とも呼ぶ。そして未踏ルートでアニミズムへと至る。世界とは何かという問いが、自由とは、他者とは、表現とは何か、多様であるとはどういう事か、と一気に繋がった。2018/03/18

yu yu

8
思ってたのと違ったけれど面白いところもありました。ダンゴムシのところとか。2018/02/14

もくそん元帥

5
本書を読んで、『夢十夜』にある運慶の話を思い出した。 (若い男が運慶の彫刻を見て)「なに、あれは眉や鼻を鑿で作るんじゃない。あの通りの眉や鼻が木の中に埋うまっているのを、鑿のみと槌つちの力で掘り出すまでだ。まるで土の中から石を掘り出すようなものだからけっして間違うはずはない」と言った。 モノそのものにも「意志」があるのかな。2018/10/16

リアル本屋さんを増やそう

4
これはないでしょう.世界とは私の夢なのかとその実在を問うたり,哲学的な第1級の問題を提示しながら,いや世界は実在するという答えの理由は,だって自分がそう実感するから,というレベルの域を超えない.もっと論理を詰めるか,自然科学のアプローチで検証する(ダンゴムシ実験については後で書きます)かしないと読むに値しない.編集者と著者の方,永井均,中島義道,入不二基義,あたりと本書を読み比べてほしい.あるいは郡司ペギオ幸雄というのもある.モノに心はあるのか,新潮選書なら,素人を超えた考察を出版して.2023/03/03

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