出版社内容情報
南洋の島に残る謎の砂絵。その伝説から封印されていた日本人の欲望と情念が甦る。明治、戦中、平成を往還して描く叙事詩ミステリー。
南島の洞窟に、歴史の闇が眠っていた――壮大なスケールで描く叙事詩ミステリー! 南太平洋の王国イリアキに残る謎の砂絵「金の汗」。世界の行く末を告げるというその伝説が解明された時、かつて跋扈した日本人の欲望と情念が甦る。明治末期に移民として辿り着いた鉱夫。戦時中に軍の機密を帯びて訪れた特攻隊兵士。彼らは、この地に何を封印したのか? 三つの時代を往還しながら、物語の陶酔に誘う南洋小説の傑作!
内容説明
南太平洋の王国・イリアキに伝わる、予言の砂絵「金の汗」。そこにはかつて跋扈した日本人の欲望と情念が隠されていた。明治末期に移民として辿り着いた鉱夫。戦時中に軍の機密を帯びて訪れた特攻隊兵士。彼らはこの地に何を遺したのか?三つの時代を往還しながら物語の陶酔に誘う南洋小説の傑作。
著者等紹介
坂東眞砂子[バンドウマサコ]
高知県生まれ。奈良女子大学卒業後、イタリアで建築とインテリアデザインを学ぶ。1996年『桜雨』で第3回島清恋愛文学賞、97年『山妣』で第116回直木賞、2002年『曼荼羅道』で第15回柴田錬三郎賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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