魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く

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魂でもいいから、そばにいて―3・11後の霊体験を聞く

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784104049028
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0095

出版社内容情報

「今まで誰にも話せませんでした。死んだ家族と“再会”したなんて――」大震災で愛する者を失った人びとの奇跡の体験と再生の物語。「いままで誰にも言えなかった――」喪った最愛の人との“再会”の告白。「亡き妻があらわれて語った〈待っている〉という言葉が唯一の生きる希望です」「兄の死亡届を書いているとき〈ありがとう〉と兄のメールが届いて」「夫が霊になっても抱いてほしかった」――未曾有の大震災で愛する者が逝き、絶望の淵にあった人びとの心を救ったのは、不思議でかけがえのない体験の数々だった。“奇跡”と“再生”をたどる、感涙必至のノンフィクション。

奥野 修司[オクノ シュウジ]

内容説明

今まで語れなかった。でも、どうしても伝えたい。未曾有の大震災で最愛の人を喪った絶望の淵で…大宅賞作家が紡いだ、“奇跡と再会”の記録。

目次

春の旅(『待っている』『どこにも行かないよ』(亀井繁さんの体験)
青い玉になった父母からの言葉(熊谷正恵さんの体験)
兄から届いたメール“ありがとう”(熊谷常子さんの体験)
『ママ、笑って』―おもちゃを動かす三歳児(遠藤由理さんの体験)
神社が好きだったわが子の跫音(永沼恵子さんの体験))
夏の旅(霊になっても『抱いてほしかった』(阿部秀子さんの体験)
枕元に立った夫からの言葉(赤坂佳代子さんの体験)
携帯電話に出た伯父の霊(吉田加代さんの体験)
『ほんとうはなあ、怖かったんだぁ』(阿部由紀さんの体験)
三歳の孫が伝える『イチゴが食べたい』(千葉みよ子さんの体験))
秋の旅(『ずっと逢いたかった』―ハグする夫(高橋美佳さんの体験)
『ただいま』―津波で逝った夫から(菅野佳代子さんの体験)
深夜にノックした父と死の「お知らせ」(三浦幸治さんと村上貞子さんの体験)
“一番列車が参ります”と響くアナウンス(今野伸一さんと奈保子さんの体験)
あらわれた母と霊になった愛猫(大友陽子さんの体験)
避難所に浮かび上がった「母の顔」(吾孫耕太郎さんの体験))

著者等紹介

奥野修司[オクノシュウジ]
1948年、大阪府生まれ。ノンフィクション作家。立命館大学卒業。78年から南米で日系移民を調査する。帰国後、フリージャーナリストとして活動。『ナツコ沖縄密貿易の女王』で、2005年に講談社ノンフィクション賞を、2006年に大宅壮一ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おしゃべりメガネ

197
東日本大震災において、身近な人を亡くした遺族による文字通り'魂'のエピソードを取材した一冊です。本作に書かれているエピソードを信じるか信じないかは読者の判断に委ねるとして、私個人的には全て実際にあったコトなんだろうなと信じています。決して悪い意味や冷やかしではなく、オカルト的なエピソードもありますが、人の魂(トキには幽霊)は必ず大切な人に寄り添うモノだと。人によっては気味が悪いと思われる方もいるかもしれませんが、やはり遺族の方はそうではないんだと。陛下皇后さまお二人が訪問した際のエピソードが一番泣けます。2019/05/26

きみたけ

157
著者はノンフィクション作家の奥野修司氏。月刊「新潮」2016年に連載したものを改編してまとめた一冊。東日本大震災で大切なご家族が亡くなってしまったご遺族の不思議な体験談をまとめています。死の直前に亡くなった方があらわれたりする「お知らせ」は、私の母も祖父が亡くなった時に体験したそうです。 震災からもう11年も経つんですね。あの日は都内の出張先で被災、何とか徒歩で汐留のオフィスまでたどり着いて一晩を過ごしました。余震の度に緊急地震速報で起こされ、今後日本はどうなるんだろうと不安で一杯でしたね。2022/03/13

いつでも母さん

149
「大切な人との別れはそれがどんな死であっても『突然死』である。」思うに東北だけでなく、日本人の心の底にある信仰心というDNAが、見えないものを見せてくれる。感じさせてくれるのではないだろうか。そこでの東北の震災だ!それぞれが語る体験に涙は自然に頬を伝う。かける言葉はなくても、ただ肩を抱き背をさするだけで救われる人もいる。いつも寄り添える人でありたいと強く思って最後まで読み切った。私にはちょっとキツかったが、忘れてはいけない自然の驚異が「もう無いよ。」と言い切れないのが悲しい。2017/05/07

モルク

138
3•11の地震津浪により亡くなった多くの人々。大切な家族をなくされた方々の霊的体験をレポートした一冊。多くが死の前兆の「お知らせ」や決して夢ではないと信じるリアルな夢、夢枕そして故人が大切にしていた物がなにもしてないのに動き出すというような内容であるが、決して怖いものではなく、家族にとってはむしろ「いつも近くにいる」「来てくれた」というあたたかい感情が溢れている。あの地震津浪の体験を風化させてはならない。そしてお亡くなりになられた方々がやすらかであることを祈る。2020/07/15

p.ntsk

117
東日本大震災で被災され犠牲になった方の親族が震災後体験された不思議な話を収録したもの。とは言っても怖ろしい怪談話ではない。哀しく正直読み進めるのが辛い内容だった。特に小さなお子さんを亡くされた親御さんの体験談は忍びない。被災され体験された方でなければ本当の気持ちは分からないと思う。不思議な体験は「お迎え」「口寄せ」といった東北特有の精神的宗教的土壌が関係あるのだろうか。現代の科学で再現性がないと言っても単なる気のせいではなく体験された方にとっては紛れもない“事実”なのだと思う。 2018/10/12

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