出版社内容情報
古典の名作を、絶好調のギャグ漫画家が大胆に描き出した! 志の輔、喬太郎、昇太など人気噺家も大絶賛!! 初心者からマニアまで必読の一冊。
内容説明
古典の常識を変える新感覚落語漫画。『寿限無』『あたま山』といったお馴染みの噺から『千両みかん』『芝浜』などの名作十一席を収録。人気噺家との対談も収録する。
目次
寿限無
たらちね
だくだく
弥次郎
あたま山
掛取万歳
天狗裁き
出来心
おせつ徳三郎
千両みかん
芝浜
スペシャルインタビュー(立川志の輔;春風亭昇太;柳家喬太郎;三遊亭楽太郎;毒蝮三太夫)
著者等紹介
風間やんわり[カザマヤンワリ]
1977年東京都生まれ。高校在学中、講談社ヤングマガジン「ギャグ大賞」受賞。翌1995年『食べれません』で同誌連載デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
銀雪
7
すんなり読めた。落語の用語解説や噺家さんへのインタビューもあって贅沢な1冊。立川志の輔が印象的。三遊亭楽太郎も気になる。もちろん、落語をアレンジした漫画もいい味出してる。「芝浜」とか、聴いてみたくなった噺もたくさん。「タイガー&ドラゴン」も観てみたくなった。2010/10/21
みや
3
談志と志ん生を愛して止まない著者による、落語のネタを題材にした漫画11席。志の輔を始めとする現代の名手らへのインタビューも楽しめる。古典落語のエッセンスを、描き過ぎることなく現代的に漫画で表現するのは、とても困難な仕事と想像する。そのあたり、一席を10ページほどに纏めてしまう手腕は見事だ。特に、脱線ぶりが突き抜けている『おせつ徳三郎』、『千両みかん』が良かった。2019/11/04
m
3
お風呂にはいっている寿限無の横に浮かんでいるアヒルにやられました。2009/11/16
あとぅーし
2
落語について興味を持てる読みやすい本でした。2019/11/02
bakumugi
2
解説調にならず、逸脱しすぎることなく、上手く解釈していると思う。やんわり笑えた(笑)。落語家との対談、用語解説もあり、ゆるいトーンながら充実した内容に満足。惜しむらくは、談志師匠の生の落語を聞けないこと。YouTubeで探してみようっと。2013/02/04