村上海賊の娘〈上巻〉

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  • サイズ B6判/ページ数 474p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784103068822
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

攻め立てる信長、干上がる本願寺、手をこまねく毛利。ならばオレが撃って出てやる、びた銭一枚の報酬で。ケタ違いの著者最高傑作。

『のぼうの城』から六年。四年間をこの一作だけに注ぎ込んだ、ケタ違いの著者最高傑作! 和睦が崩れ、信長に攻められる大坂本願寺。毛利は海路からの支援を乞われるが、成否は「海賊王」と呼ばれた村上武吉の帰趨にかかっていた。折しも、娘の景は上乗りで難波へむかう。家の存続を占って寝返りも辞さない緊張の続くなか、度肝を抜く戦いの幕が切って落とされる! 第一次木津川合戦の史実に基づく一大巨篇。

内容説明

和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。

著者等紹介

和田竜[ワダリョウ]
1969年大阪生まれ、広島育ち。早稲田大学政治経済学部卒。2007年『のぼうの城』で小説家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

遥かなる想い

1047
2014年本屋大賞 大賞受賞。 戦国時代、織田信長の 攻勢に対して、 大阪本願寺/毛利が頼った 村上海軍。その娘景を主人公に 戦国の世を描く。 景の存在感が断トツで、 あっけらかんとした振る舞いが 話に躍動感を与えている。 キャラもよく、理想の男を 求めて泉州、天王寺と移動する 道中記も面白い。世の掟とは 異なる海賊の掟を軸に、 戦国の堅苦しさを風刺している 気がする上巻だった。 2014/05/31

海猫

892
発売日直後に買ってたのに置いてたらえらい時間がたってもた。前半のヒロイン景姫のモテ期騒動から後半の怒涛の合戦描写まで、上巻の時点で濃い。抜群のユーモアと骨太の活劇描写がたまりませんなあ。特に関西弁が連打されると可笑しい。ただし展開上、後半ヒロインがまったく活躍しないので大いに不満。このあたり下巻での巻き返しに大期待。2015/11/24

岡本

806
父親が購入した本書をようやく読了。主人公・景の顔は表紙には描かれていないものの恐らく現代の感覚では美人なのだろうなーと思いながら泉州者に褒められている部分を読んでみたり。歴史小説では下間頼龍が抗戦派の悪役として描かれるのは最早恒例。一向宗の狂乱を感じる展開が実に面白い。下巻も期待。2017/06/16

抹茶モナカ

805
冒頭から文体に慣れるまで読みづらい印象があったけれど、泉州侍が活躍し出すにつれ、物語に引き込まれて行った。主人公の景は、上巻では活躍しない。下巻でどう動くのだろう。本屋大賞受賞作。村上海賊は、そんなに関係なかった上巻。2014/04/19

OCEAN8380

679
織田対大坂本願寺の戦い、歴史好きとしては興味深く読めた。下巻ではおそらく毛利の援軍が来るからたのしみ。2014/09/23

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