内容説明
カリブ海に突如“死の海域”が発生した。拡大していく謎の汚染の原因を突き止めるため、ダーク・ピットはカストロ議長の死去により不穏な空気が漂うキューバへと向かった。一方、息子のダークと娘のサマーはメキシコの洞穴で潜水中に、アステカ文明の遺物の写本を発見。そこには財宝の在処を示す石板の存在が記されていた。その行方を追う彼らは次々に襲撃を受けて―シリーズ最新刊!
著者等紹介
カッスラー,クライブ[カッスラー,クライブ] [Cussler,Clive]
1931年、合衆国イリノイ州生れ。テレビ界から作家に転身し、’73年に『海中密輪ルートを探れ』でデビュー。以後、ダーク・ピット・シリーズで世界的ベストセラー作家となる。沈船の引き揚げという趣味が高じて、自著の印税を元にNUMAを設立
中山善之[ナカヤマヨシユキ]
1935年、北海道生れ。慶應義塾大学卒業。タイム・ライフ日本支社勤務後、翻訳家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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KAZOO
104
カッスラーもよく書いていますね。主人公もかなり年を取ったりしていますが、仲間たちも皆元気で主人公の双子の子供たちも活躍しています。カリブ海で汚染が広がりつつあるということで、主人公たちが活躍したりしますが、キューバの政治抗争に巻き込まれたりしながらもいつもどおりの活躍です。さらっと読めるのですが、昔に比べると現実的になりすぎている気がします。2017/12/18
panam1927
28
★★★☆☆2017/10/04
Richard Thornburg
17
感想:★★★★ ダーク・ピットシリーズ第23弾! 久々にこのシリーズへ戻ってきました。 今回の舞台はカリブ海!しかも絡んでくる国はカストロ議長亡き後のヤバげな雰囲気の漂うキューバ! そこへアステカ文明の遺物と来れば、それだけでトレジャーハンティングの王道行ってるのに、カッスラー翁の手にかかれば面白くないはずはない(笑) おなじみピットとジョルディーノのコンビに加え、最近は定番の顔になりつつあるダークとサマーも大活躍! きっちりとお約束で作者がちょい役で登場するシーンも健在(笑)2018/07/25
ゆーぼー
12
アステカ時代の謎の石板を追う、ダーク・ピット・ジュニアとサマー。 一方、海洋汚染の原因を追及するピット・シニア。 何の関係も無さそうなこの2つの案件は、どこで交差するのか? カッスラー晩期の作品が、どこへ向かうのか、下巻への航海を続けよう。2020/05/30
なつみかん
8
今回のお宝はなんだ?その興味から下巻へ!2023/01/29