新潮文庫<br> 老後破産―長寿という悪夢

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新潮文庫
老後破産―長寿という悪夢

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  • サイズ 文庫判/ページ数 304p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784101283791
  • NDC分類 367.7
  • Cコード C0195

内容説明

「預金が尽きる前に、死んでしまいたい」「こんなはずじゃなかった…」年金だけでは暮らせない。金が無いので病院にも行けない。食費は1日100円…。ごく普通の人生を送り、ある程度の預貯金もある。それでも、病気や怪我などの些細なきっかけで、老後の生活は崩壊してしまう。超高齢化社会を迎えた日本で、急増する「老後破産」の過酷な現実を、克明に描いた衝撃のノンフィクション。

目次

序章 「老後破産」の現実
第1章 都市部で急増する独居高齢者の「老後破産」
第2章 夢を持てなくなった高齢者たち
第3章 なぜ「老後破産」に陥るのか―社会保障制度の落とし穴
第4章 地方では見えにくい「老後破産」
第5章 急増する「老後破産」予備軍
終章 拡大再生産される「老後破産」

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

450
これを読むと不安に駆られること必定。たとえ自分がまだ若かったとしてもだ。長年にわたってひたすらに働いてきた老後に待っているのが老後破産とは。資産がそれこそ十分にあるか、老後も健康を維持していて、しかも十分な収入があれば何も問題はない。しかし、老後の収入が年金しかないということになれば、病気やケガで立ちどころに預金は底をつく。そして、その後に控えているのが老後破産である。制度による整備はもちろん甚だしく不備である。そもそもが家族が老後を支えるというのが大前提になっているのだから。2021/04/12

あすなろ

83
一生懸命働いた老後がこんな老後になるなんて。この本は、己を恐怖から見直す。次に、家族・親類・縁者を当てはめて考える。僕の年齢から読むとそうした本。そして、社会を思う。1961年という50年前発足の国民加入年金制度から生活保護迄。書ききれないものがある。NHKスペ取材班著というTV目線の誇張は些かあるにせよ、我が国の老齢社会の現実を直視せざるを得ないし、隣にある世界だということを否が応でも意識付けさせられる。ただ、読了後、ある考えが浮かぶ。こうした社会にしたのは誰?選挙を通うじた国民皆であることは逃れれまい2018/04/08

岡本正行

60
自分自身が高齢者だけに、ほんの表題と内容に関心が行く。長寿と健康、そしてお金、何をするにしてもお金がいちばん大事。普通に生活してもお金が要る、衣食住、生活の最低限を確保するためにも。そのために人は働く。しかも高齢いなて働けない無収入、年金がない、少ない。そうなった場合、どうする、どうなる。NHKが取り上げた番組を追う内容の本、読みやすい。テレビ番組の後追いだけに、読みやすくなている。自分がそうならないために、どうするか。長期的には、年金の確保、生活態様、いろいろ準備しておくことが必要だ。2023/11/14

ぶち

56
お金がないので病院に行けない、食事は1日1食100円以内......超高齢化社会を迎えた日本で、老後破産に陥る人々が増えています。驚くべき現状に肉薄した衝撃のルポルタージュです。年金収入で暮らしていける人も、大きな病気を患えばたちまち老後破産に陥ってしまう危険性をはらんでいます。"豊かな老後"というのは、どこへ行ってしまったのでしょう。このルポで報告されている現実は、私たちのすぐそばで起きている日常だと分かるにつれ暗澹たる気持ちになります。"長寿を喜ぶ時代"が終わりつつあるというのは、間違いないようです。2018/09/26

マリリン

52
否応もなく突きつけられる現実がある。老後破産を避けるにはどうしたらよいか、という視点で考える。福祉の充実を訴える。年金を含め安定した公務員等の職種を選び、健康オタクに徹し、せっせと貯蓄し、老後に備え人間関係の絆を固め、極力無駄は省く等々...何と味気ない生活だろうか。読んで感じたのは自分の身は自分で守る。可能な事も不可避な事もあるが、悲観しても解決にはならない。生きるとは、死に向かって生きる事。「ラスト・ソング」を読み、以前手にした小冊子を改めて読み、本書を読み、心地よく生を全うするにはと改めて考える。2021/04/29

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