新潮文庫<br> ローマ亡き後の地中海世界―海賊、そして海軍〈1〉

個数:

新潮文庫
ローマ亡き後の地中海世界―海賊、そして海軍〈1〉

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 18時04分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 255p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784101181943
  • NDC分類 230.4
  • Cコード C0122

出版社内容情報

ローマ帝国滅亡後の地中海は、北アフリカの海賊に支配される「パクス」なき世界だった! 大作『ローマ人の物語』の衝撃的続編。

476年、西ローマ帝国が滅亡し、地中海は群雄割拠の時代へと入った。台頭したのは「右手に剣、左手にコーラン」を掲げ、拉致と略奪を繰り返すサラセン人の海賊たち。その蛮行にキリスト教国は震え上がる。イタリア半島の都市国家はどのように対応したのか、地中海に浮かぶ最大の島シチリアは? 『ローマ人の物語』の続編というべき歴史巨編の傑作、全四巻。豪華カラー口絵つき。

内容説明

476年、西ローマ帝国が滅亡し、地中海は群雄割拠の時代へと入った。台頭したのは「右手の剣、左手にコーラン」を掲げ、拉致と略奪を繰り返すサラセン人の海賊たち。その蛮行にキリスト教国は震え上がる。イタリア半島の都市国家はどのように対応したのか、地中海に浮かぶ最大の島シチリアは?『ローマ人の物語』の続編というべき歴史巨編の傑作、全四巻。豪華カラー32頁つき。

目次

第1章 内海から境界の海へ(イスラムの台頭;サラセン人;海賊 ほか)
間奏曲「暗黒の中世」に差した一筋の光(「イスラムの寛容」;イスラム下のシチリア社会;地中海の奇跡)
巻末カラー「サラセンの塔」(リグーリア地方;トスカーナ地方;ラツィオ地方 ほか)

著者等紹介

塩野七生[シオノナナミ]
1937年7月7日、東京生れ。学習院大学文学部哲学科卒業後、イタリアに遊学。’68年に執筆活動を開始し、「ルネサンスの女たち」を「中央公論」誌に発表。初めての書下ろし長編『チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷』により1970年度毎日出版文化賞を受賞。この年からイタリアに住む。’82年、『海の都の物語』によりサントリー学芸賞。’83年、菊池寛賞。’93年、『ローマ人の物語1』により新潮学芸賞。’99年、司馬遼太郎賞。2002年、イタリア政府より国家功労勲章を授与される。’07年、文化功労者に選ばれる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴェネツィア

413
紀元476年、西ローマ帝国が滅亡。これ以降、レコンキスタの完了した1492年までを西欧世界の中世とする。そして、紀元1000年を境にそれ以前を「中世前期」、以降を「中世後期」とするようだ。さて、本書はこの暗黒の中世前期の地中海世界を描く。それはまさにサラセンによる海賊の世紀だったようだ。ビザンティンはもはや派兵能力を失い、ロンゴバルドは互いに小競り合い、ヴァチカンは軍隊を持たない。これまで、自分の中でも闇に閉ざされていた、ヨーロッパ中世を知るには格好の書かと思う。血沸き肉躍らないけれど、ここは冷静に。 2018/11/11

レアル

90
「そろそろ文庫化されるのではないか」と期待していた本。『ローマ人の物語』の続編的な作品。イスラムの海賊の登場やキリスト教との戦い等「暗黒の中世」という言葉の意味がこの本で良く分かる。先月「ローマ人の物語」を読み終えたばかりなので、こちらの知識もまだ残っているせいもあり、興味深く読んだ。歴史の行く末を知ってはいても、続きが気になるのは塩野氏の文筆のせいかしら。。次巻へ!2014/08/30

KAZOO

84
「ローマ人の物語」を文庫本で再読したので、この後塩野さんのはこの地中海世界4分冊が待っています。西ローマ帝国が滅びた後のイタリア世界での主に都市国家とサラセン人たちの海からの侵略の様子を書かれています。特にこの1巻目では、イタリア全土に今も残るサラセン人たちの立てた塔の写真と地図が掲載されていて楽しめます。この塔を見ているだけで遺跡をたずねてみたくなります。当時はシチリア島もかなりイスラム化されたということがよくわかりました。2015/06/04

ケイ

82
六世紀にユスティアヌスが亡くなってからの東ローマ帝国は、マホメッドが布教を開始した617年以後、イスラムに攻められ続ける。イスラムは、本拠をバグダッドとしたが、カルタゴの近くに置いた西アフリカの拠点から、サラセンと呼ばれる海賊となり、シチリアを陥落させ、ローマ法王の本拠地まで何度も脅かすのだ。ティラニィア海の海岸線には、イタリア半島の南から西はマルセイユまで、サラセンの海賊を見張り台であった塔がいまもあちこちに残っている。ローマ法王が再三援助を頼んでも、ビザンチンもフランク王国も助けには乗り出さなかった。2014/12/25

優希

75
ローマ帝国滅亡後の物語が知りたくて読みました。地中海はまさに群雄割拠の時代で、暗黒の風景に見えます。繰り返される拉致と略奪の中で危機的感情を抱くキリスト教。シチリア島に台頭してくるイスラム教。イタリア半島はどのように歴史に流されるのか、続きも読みたいと思います。2018/11/23

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/8169623
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。