侵略する豚

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侵略する豚

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784093885676
  • NDC分類 645.5
  • Cコード C0095

出版社内容情報

はじまりは開国か攘夷かで揺れる日本。黒船来航の裏にある「食肉」エピソードから説き起こし、時空を超えた取材は現代アメリカ中部の食肉工場へ。さらに「豚が空を飛んだ」歴史を掘り起こし、中国の脅威も現地取材!

内容説明

ある日、太平洋を越えて35頭の種豚がやってきた。黒船の時代から食肉はいさかいの種!?「豚肉」を追いかけてアメリカ・中国へと海外取材。旅をしながら日本の食を考えた!

目次

第1章 桜田門外の変
第2章 豚のロビイスト
第3章 米国食肉工場の秘密
第4章 豚が空を飛ぶ
第5章 トム・ソーヤーに憧れた国家主席
第6章 ハーベストムーン

著者等紹介

青沼陽一郎[アオヌマヨウイチロウ]
作家・ジャーナリスト。1968年長野県生まれ。早稲田大学卒業。テレビ報道、番組制作の現場に関わったのち、独立。犯罪事件、社会事象などをテーマに、精力的にルポルタージュ作品を発表している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ようはん

15
戦後における日本の養豚業が山梨県に空輸で送り込まれた35頭の豚から始まり、それが飼料のトウモロコシを売りつけたいアメリカの思惑があった事やさらにアメリカが豚肉輸出国になった事による日本への影響、習近平がアメリカの農家にホームステイしていた事等初めて知る事は多い。しかし日本はこういう所でもアメリカと中国に振り回されている印象しかない。2020/11/19

14
井伊直弼は彦根藩主を継いでから、牛を殺すことを禁じた。徳川斉昭はそれまで毎年もらってた彦根牛の贈物がなくなってキレ、薩摩は牛の解体後でる骨を肥料として砂糖畑にまくことができなくなり、恨んでいた→桜田門外の変というつかみが大変面白かった。台風被害のお見舞いとして、アイオワから甲府へと空輸されてきた豚は先日、甲府の子ども達が豚に扮してお祭りしてたなあ…とぼんやり思い返す。このあたりのエピが一番面白くて、TPPや中国の畜産については流し読みになってしまった。すまぬすまぬ。2017/11/26

Meme

13
TPPと差額関税制度、アメリカ日本中国らとの諸関係、なにより故郷山梨の養豚業界への貢献。これは豚肉に関わる人にはぜひ読んでもらいたい一冊だと感じました!面白い!2023/08/05

toshi

10
小説家と思って読み始めたら、畜産業に関する考察書だった。 思いつくままに色んなトピックに関して書いたという感じで、内容がアチコチ飛ぶし、同じ内容の文章が何度も出てきたりで全体的にまとまりが無く、読みにくい。 著者が言いたいことは分かったけれど、もう少し構成を考えた方が良い。2017/10/28

いちろー

5
中国は2013年から習近平体制にかわり、農業や政治、生活の細部に至るまで変わってきている。アメリカは入念に、したたかに支配の手を広げている。日本はどうか?国際政治の変化に疎い島国日本。国力を勘違いして他国から支配されていることにも気づかない国日本。今、市場にあるものが食べられなくなる未来はそう遠くないのかもしれない。幸せな国において、その一部にほころびが生じ、得られなくなったときが怖い。2020/05/05

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