悲願花

個数:

悲願花

  • 提携先に在庫がございます【僅少】
    通常、5~7日程度で出荷されます。
    ※納期遅延や、在庫切れで解約させていただく場合もございます。
    (※複数冊ご注文はお取り寄せとなります)
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【出荷予定日】
    通常、5~7日程度で出荷されます。

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫状況は刻々と変化しており、ご注文手続き中やご注文後に在庫切れとなることがございます。
    ◆出荷予定日は確定ではなく、表示よりも出荷が遅れる場合が一部にございます。
    ◆複数冊をご注文の場合には全冊がお取り寄せとなります。お取り寄せの場合の納期や入手可否についてはこちらをご参照ください。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 301p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784093865302
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

一家心中の生き残りでも、私を愛せますか?

夜闇に輝くパレード、大好物ばかりのご馳走、笑顔の父と母。
家族で遊園地に行ったあの日、幸子は夢のような時間を過ごした。
そして――
両親は家に火をつけて一家心中を図り、幸子だけが生き残った。

工場の事務員として働き始めた幸子は、桐生隆哉と出会い、惹かれ合うようになる。しかし、幸子は隆哉に「一家心中の生き残り」であることを告げられずにいた。隆哉の部屋で料理を作ろうとした幸子は、コンロの火を見てパニックを起こしてしまう。

過去に決別しようと両親の墓を訪れた幸子は、雪絵という女性に出会う。
「あたしが、子供たちを殺したんです」
子供たちを乗せた車で海に飛び込み、一家心中を図ったシングルマザーの雪絵は、生き残ってしまったのだという。

彼女は、墓地から蘇った母だった。

雪絵との運命的な出会いにより、幸子の人生が大きく動き出す。

そして、<加害者>と<被害者>の思いが交錯した時、衝撃の真実が明らかになる――

『闇に香る嘘』『黙過』で最注目の乱歩賞作家が放つ、慟哭のミステリー!!



【編集担当からのおすすめ情報】
書店員さんから「プロローグから泣いてしまった」という声も寄せられ、発売前から大反響をよんでおります。
一家心中の<被害者>である幸子と<加害者>である雪絵。
正反対の重い過去を背負う2人の女性の宿命的な出会いによって起こるドラマを、ぜひラストまで見届けてください。


下村 敦史[シモムラ アツシ]
著・文・その他

内容説明

両親が起こした火事で、ひとり生き残った幸子。子供たちを乗せた車で海に飛び込み、生き残ってしまったシングルマザーの雪絵。宿命的な出会いによって、二人の女性の人生が動き出す。“加害者”と“被害者”の思いが交錯した時、衝撃の真実が明らかになる!!慟哭のミステリー。

著者等紹介

下村敦史[シモムラアツシ]
1981年京都府生まれ。2014年、『闇に香る嘘』で第60回江戸川乱歩賞を受賞し、数々のミステリランキングで高い評価を受ける。15年刊行の『生還者』は第69回日本推理作家協会賞の長編及び連作短編集部門の候補になる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

鉄之助

389
彼岸花+復讐=悲願花。彼岸花の別名「捨て子花」の解釈が面白かった。親に見捨てられたと思っていた子。被害者なのに罪の意識にさいなまれる子。様々なトラウマを抱えている登場人物が、「こんな場面でうまく出会うか!?」というタイミングで絡み合う。アッという間に読み終わっていた。 →2019/02/11

starbro

378
本年の第一作は、下村 敦史の新作です。新年の物語としては、一家心中の生き残りという深刻なテーマですが、最後がハッピーエンドで救われました。本年も上々の滑り出しです。2019/01/01

しんたろー

310
重いテーマに次々に挑戦する下村さんの新作・・・一家心中の生き残り・幸子を主役にして、3人の子を道連れに死のうとした雪絵、生き残った雪絵の娘・美香、幸子の恋人候補・隆哉、消費者金融社長・郷田、彼らの宿命的とも言える愛憎劇・・・可哀想な境遇ゆえ幸子が暗いが、展開の巧さで停滞せずにグイグイ読めた。ミステリとしては伏線が弱く、後出し感を抱いてしまうのと、隆哉や郷田の使い方が唐突に感じた事が残念。それでも「被害者と加害者は紙一重」の会話には深く考えさせられ「これが書きたかったんだな」と納得&後味良く纏めていて好感。2019/02/07

nobby

279
プロローグで描かれる一家心中に向かう様は生々しい…独り生き残ってしまった後悔から翳のある生活を続ける幸子が、勇気を出しての墓参りで出逢ったのは無理心中を試みて生き残り殺人刑に服した雪絵だった。なかなかに重過ぎるテーマ故に、自分に置き換えることが難しいからか案外サラリと読める。“加害者”として自分の母親に重ね、同じ生き残り“被害者”である娘に投影する展開には惹き込まれた。少々軽率な言動が目立つのも下村さんならではと言うことで(笑)途中かなり違和感のあった別れた夫とのやり取りも読了すれば納得出来るのはサスガ!2019/01/19

Makoto Yamamoto

221
初読みの作家さん。帯に書いてあった「一家心中の生き残りだと知っても、私を愛せますか?」言葉に引いてしまったのか、最後まで入り込めずに読み終えてしまった。 違った立場で生き残った雪絵に復讐を始めるなんて。。。。 それでも明るい方向を示しての締めだったので良しとしたい。2020/10/26

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/13224535
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。