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出版社内容情報
フルカラー厳選77画&濃密エッセイ。
満州で生まれ、日本に引き揚げ
東京で親戚の家を転々とし、
ついに母と弟と暮らし始めた北見少年は、
日本経済とともに成長し、
激動の時代をのんびりと生きていきます。
あの頃の昭和の風景と出来事を
12か月順にフルカラーで77画収録しています。
漫画誌ビッグコミックで10年以上にわたり連載している
好評作品、待望の単行本化です。
昭和の出来事と暮らしとココロを
美麗イラストとエッセイで綴る、笑えて泣ける新感覚単行本です。
【編集担当からのおすすめ情報】
北見けんいち氏が描く昭和の風景は、
他に類を見ない明るさと繊細さで描かれています。
本書は連載時のエッセイも収録し、
絵と文章、両方が楽しめる新感覚の昭和本です。
北見 けんいち[キタミ ケンイチ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yamatoshiuruhashi
53
ネット本屋サーフィンをしていて偶々見つけた本。釣りバカ日誌の北見けんいちが絵物語で描く昭和のエッセイ。一番新しい題材が昭和48年のスーパーマーケット。一番古いのが昭和21年の引き揚げ船の風景。漫画家が描くそれぞれの絵と思い出話に共鳴して自分の当時のことが思い出され、今は亡い両親、祖母のことなどが連想される。ノスタルジィに浸るばかりでなく、この歳になって正しく生きてきたか、改めて自分に問いたくなる。2022/05/09
かっぱ
31
「釣りバカ日誌」の北見けんいちさん作品。懐かしい昭和の一場面を描いたイラスト77画に作者の解説。母と弟と満州から引き揚げて東京の志村にあった四畳半一間の都営住宅で暮らした北見さん。そして、漫画家を目指して赤塚不二夫さんのフジオ・プロに。大雪、原っぱ、夕焼けに赤とんぼ。子供は遊び道具などを自分で作っています。昭和44年・新宿駅東口にあったおにぎり屋の「五十鈴」というお店。メニューは特大おにぎりに味噌汁、お新香、ビール、日本酒。いまあったら行ってみたい。平成から令和になり、昭和はさらに遠くなった感じがします。2019/05/09
ミライ
27
「釣りバカ日誌」の北見さんによる昭和の風景イラスト+エッセイ集。戦後の昭和20年~40年にかけての日本が高度成長期で盛り上がっている時の日本が緻密に描かれている(作者が板橋出身らしく赤羽の風景が多い)。ウォーリーを探せ並みに描き込み描写が凄く、細部まで細かく描かれている。戦後盛り上がっている時なのでみんな笑顔、その中で戦争中の描写が2枚あったが、そこではみんな泣いているのが印象的だった(作者は「戦争」を伝えるためにあえてその絵を入れたそうだ)。2018/04/27
さいちゃん
14
購入本。絵がとても素敵で、私のまだ知らない時代でも引き込まれていきます。不便な世の中から、とても便利な世の中になったけれど、とても大切な何かは、もうなくなってしまった気がします。2019/05/01
本を読むのは寝室派
2
漫画と勘違いしてネットで購入。しかし、読んでみると、これはこれで楽しく読めました。今まで書いたものからの選び抜きのためなのか、同じ年の話になると何度も同じ 当時の話から入るので、そこは編集してどうにかしてはほしかった。まぁ、順番でなく、好きなところから飛ばし飛ばし読む人にはそっちの方が読みやすいのかも。2022/11/09